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外壁塗装で知っておきたい注意点・よくあるトラブルを徹底解説!

外壁塗装のトラブル

外壁塗装って、どんなトラブルが起こりやすいのかな?
工事が始まってから「こんなはずじゃなかった…」って後悔するのは避けたいな。

せっかく高い費用を払って行う外壁塗装。
できるだけスムーズに、納得のいく形で終えたい方がほとんどかと思います。

しかし実は、外壁塗装では以下のようなトラブルが発生することがあります。

  • 想定以上の費用がかかってしまう
  • 仕上がりがイメージと違う
  • 施工後に不具合が出る
  • 近隣トラブルが起きてしまう

外壁塗装は、事前にしっかりと知識を持っておくことで、こうしたトラブルの多くを防ぐことが可能です。
この記事では、外壁塗装のよくあるトラブルとその予防策、さらに失敗しないための注意点まで、外壁塗装専門のマスカットホームがわかりやすく解説します。

初めての外壁塗装で失敗したくない方や、安心して依頼したい方は、是非参考にしてみてください。

事前に知っておきたい外壁塗装でよくあるトラブル

事前に知っておきたい外壁塗装でよくあるトラブル

外壁塗装は一見シンプルに見えても、実は様々な落とし穴が存在します。
特に多いのは「費用トラブル」「仕上がりの不一致」「施工不良」「近隣とのトラブル」などです。
それぞれのケースについて、原因と防止策を確認しておきましょう。

想定以上に費用がかかってしまう

外壁塗装には相場がありますが、状況によってはその範囲を大きく超えることもあります。
代表的な原因は以下の通りです。

  • 塗装の間隔が空き、外壁の劣化が進行
  • 屋根と外壁を同時に塗装するための追加費用(長い目で見ればよい選択)
  • 高耐久・高機能な塗料を選んだ場合
  • ハウスメーカーや訪問販売業者を利用し、中間マージンが発生

特に注意したいのは、塗装のタイミングです。
劣化が進むと補修工程が増え、コストもかさみます。

また、屋根塗装を同時に行えば費用は増えますが、将来的な足場代を節約でき、結果的にコスパが高くなることもあります。

コストを抑えたいなら「自社施工」の業者を選ぶのがオススメです。
仲介を挟まないため、無駄な中間コストがかかりません。

イメージと違う仕上がりになってしまう

外壁塗装でよくあるトラブルのもうひとつが、色や質感の仕上がりがイメージと違うというものです。
特に「思っていた色と違う」と感じるケースが多く見られます。

主な原因は以下の通りです。

  • カタログや小さな色見本だけで決定した
  • 担当者と色や仕上がりについて十分な相談をしていなかった

色は実際に塗ってみると明るく見える傾向があるため、サンプルだけで判断するのは危険です。

防止策としては、カラーシミュレーションの活用や試し塗りの実施が効果的です。
また、打ち合わせ時には「どのような雰囲気にしたいのか」まで細かく共有しておくと、完成後のズレを防げます。

施工後すぐに不具合が出てしまう

施工後の不具合は、見た目や耐久性に大きく影響します。
以下のような症状がある場合は、施工不良の可能性があります。

  • 塗りムラ・塗り残し
  • 塗膜の剥がれや浮き
  • クラック(外壁のひび割れ)
  • ピンホール(小さな気泡)
  • 液だれや塗料の飛散
  • 乾燥不良によるトラブル

これらはすべて、丁寧な作業が行われていない証拠ともいえます。
発見した場合は、早急に業者に連絡して再対応を依頼しましょう。
施工不良の詳細については、以下の記事を参考にしてみてください。

また、施工前に「保証内容」の確認をしておくことも大切です。
保証が適用されれば、追加費用をかけずに再施工してもらえる場合があります。

近隣さんと揉める

外壁塗装工事は、家の中だけで完結しません。
足場の組み立てや洗浄作業などが、隣近所に影響を及ぼすことがあります。

具体的には、以下のようなトラブルが生じることがあります。

  • 足場の一部が隣家の敷地に入ってしまう
  • 塗料が飛散し、隣家の車や建物に付着
  • 高圧洗浄や金属音による騒音

こうしたトラブルを防ぐには、業者による丁寧な事前挨拶が欠かせません。
施工前に説明があれば、住民の理解も得やすくなります。

また、自分自身でも挨拶をしておくと、よりスムーズに工事を進めやすくなります。

物損系

塗装工事では、様々な作業機材が使われます。
そのため、物損のリスクは常に存在しています。

注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 割れやすいもの、壊れて困るものは事前に片づける
  • 古くなったカーポートやフェンスは劣化により破損リスクが高い

業者によっては、事前にリスクを説明してくれる場合があります。
その際は、状況に応じて移動や補強などの対策を行いましょう。

基本的に、工事による破損があった場合は業者が対応してくれます。
ただし、施工前にどこまで対応してくれるかを確認しておくと、より安心です。

外壁塗装の依頼で失敗を避けるためにおさえておくべき6つの注意点

外壁塗装の依頼で失敗を避けるためにおさえておくべき6つの注意点

外壁塗装で失敗を防ぐには、施工中だけでなく「依頼時の判断」も非常に重要です。
業者選びや塗料の選定、見積書の確認など、事前にチェックすべきポイントが多くあります。

ここでは、よくある失敗を未然に防ぐために知っておきたい注意点を6つ紹介します。

信用できる業者を選ぶ

信頼できる業者を選ぶことは、外壁塗装の成功に直結します。
下記のポイントを参考に、慎重に見極めましょう。

  • 2〜3社の相見積もりを取って比較検討する
  • 実績や施工事例、口コミが公式サイトで公開されている
  • 金額が明朗で、説明が丁寧
  • 経営理念や企業姿勢がしっかりしている
  • 知人・家族からの紹介や、利用経験がある業者

中には、「当日限りの特別価格です」と契約を急かす業者も存在します。
そのような業者には注意が必要です。
しっかりと比較し、自分の目で安心できる業者を選ぶことが失敗防止につながります。

ライフスタイルや将来を見据えた塗料の種類を選ぶ

塗料選びでは「価格」や「耐久性」だけでなく、自分たちのライフスタイルや今後の計画に合わせて選ぶことが重要です。

たとえば「数年後に売却を検討している」家であれば、15年耐久の高級塗料は必要ありません。
「湿気の多い地域」では、防カビ・防藻性能のある塗料が適しています。
「日当たりが強い家」では、紫外線に強い塗料が効果を発揮します。

このように、環境や目的に合った塗料を選ぶことで、過不足のない適切な工事が可能となるのです。

塗料の色はなるべく実物を見て選ぶ

前述の通り、仕上がりに対する不満の多くは、色選びが原因です。
カタログや小さなサンプルだけでは、実際に塗った時の色合いを正確に判断できません。

そのため、次のような工夫がオススメです。

  • A4サイズ以上の色見本を取り寄せて屋外で確認する
  • 実際に塗った状態を見せてもらう(試し塗り)
  • カラーシミュレーションを利用し、建物全体のイメージを確認する

これらの手段を活用することで、完成後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。

見積書に詳細まで書かれていることを確認する

見積書には、使用する塗料や施工内容が明確に記載されている必要があります。
「一式」や「概算」のような表記では、内容を把握できません。

見積書のチェックポイントは以下の通りです。

  • 塗装する部位ごとの面積と金額が記載されている
  • 使用する塗料のメーカーや商品名、塗装回数が明記されている
  • 足場・養生・高圧洗浄など、各工程が細かく分かれている

不明瞭な見積もりは、後々の追加請求や施工内容の食い違いを生む原因となります。
また、見積もりを取る前に、以下のページで相場を確認することもオススメです。
安すぎる場合は理由があり、高すぎる場合も無駄な中間マージンが含まれている可能性があります。

保証の有無は施工前にしっかり確認する

工事後の不具合に備え、保証制度が整っているかを事前に確認しておくことは非常に重要です。
保証内容でチェックすべき項目は以下です。

  • 塗膜の劣化
  • 急激な変色
  • 塗膜の浮きや剥がれ
  • クラックが発生した場合の対応範囲

多くの業者が保証制度を設けていますが、自然災害や経年劣化など「保証外」の条件があることも。
必ず書面で保証内容をもらい、期間や範囲を確認しておきましょう。

施工の流れ・スケジュールを事前に確認しておく

外壁塗装は10~20日前後にわたる工事が必要です。
その間、自宅の生活環境も変化するため、工程を事前に理解しておくと安心です。

施工中は、以下のような変化が起こりえます。

  • 騒音や塗料の臭いが発生する
  • 足場で日差しが遮られ、室内が暗くなる
  • 洗濯物が外に干せない

工事の流れを事前に把握することで、「この日は外出した方がよい」など柔軟な対応が可能になります。
以下の施工の工程の記事も参考にして、スケジュール管理を行いましょう。

外壁塗装の施工中に注意するべき10のポイント

外壁塗装の施工中に注意するべき10のポイント

外壁塗装は、完成後の仕上がりだけでなく、施工中の生活にも大きく影響します。
工事の騒音や塗料の臭い、洗濯物の取り扱いなど、住まいながら行うからこそ感じる不便さがあります。

ここでは、実際の施工中に注意しておくべき10のポイントを取り上げ、生活への影響を最小限に抑えるための対策も合わせて見ていきましょう。

様々な種類の騒音

外壁塗装中は、思った以上に多様な騒音が発生します。
特に高圧洗浄や足場の作業時には、周囲の環境にも影響を与えるほどの大きな音が響くことがあります。
普段静かな住宅街ほど、音が際立ちやすいため注意が必要です。

よく発生する騒音は以下の通りです。

  • 高圧洗浄のエンジン音:バイクのような大きな音が響く
  • 足場の組み立て・解体音:金属がぶつかる「カンカン」という音
  • 職人同士の会話:作業中の大きな声が気になる場合がある
  • 足場上の移動音:道具の金属音や足音が響く

対策としては、窓を閉めて音を遮ることが効果的です。
また、工程を事前に把握し、特に音が大きくなる日に外出を計画するのも有効です。
気になる場合は、業者に「できるだけ音を抑えてほしい」と相談するのもひとつの手といえます。

塗料の臭い

外壁塗装では塗料の臭いが気になることがあります。
特に油性塗料は強い臭いを放ち、換気が難しい日には室内にこもることもあります。
家族構成や体質によっては、臭いによって体調を崩す場合もあるため、注意が必要です。

使用箇所ごとの臭いの強さは以下の通りです。

使用箇所使用塗料臭いの強さ
外壁水性塗料比較的弱い
屋根・付帯部油性塗料強い傾向がある

臭い対策として有効な方法は以下の通りです。

  • 戸締りの徹底:塗装中は窓や換気口をしっかり閉める
  • 外出の活用:臭いが強い工程の日は屋外で過ごす
  • 換気のタイミング調整:臭いが弱まる夕方以降に窓を開ける

事前に塗装スケジュールを確認し、臭いが気になる時期を把握しておくと、ストレスを減らせます。

日中でも家の中が暗くなる

外壁塗装では、塗料の飛散を防止する目的でメッシュシートを窓に張ります。
このため、昼間でも自然光が遮られ、室内が暗く感じることがあります。
特に南向きや採光が少ない部屋では、生活に支障をきたすほど暗くなることもあります。

暗さの原因と影響は以下の通りです。

  • 原因:養生シートにより光が通りにくくなる
  • 影響:読書や在宅ワークに支障が出る可能性がある

暗さへの対策としては、次のような工夫が効果的です。

  • 室内照明の活用:日中でも照明をつけて明るさを確保
  • 作業スペースの見直し:明るい部屋に移動して作業を行う
  • 事前確認:どの窓が養生されるかを施工前に確認

工事中の不便は一時的なものですが、快適な環境を維持するためには早めの対策が重要です。

洗濯物を外に干せない

外壁塗装中は、塗料の飛散を防ぐために洗濯物を外に干せません。
塗料が衣類に付着すると、臭いや色移りが取れず、着られなくなる恐れがあります。
また、足場や養生シートが洗濯スペースを覆ってしまうこともあるため、事前の対策が必要です。

トラブルを防ぐための対応策は以下の通りです。

  • 室内干しの準備:部屋干し用のスタンドや除湿機を用意しておく
  • 浴室乾燥機の活用:洗濯物の量が多い家庭では特に有効
  • 洗濯スケジュールの見直し:天候と工事予定を確認し、計画的に洗濯する
  • 外干し希望時は相談:どうしても外干ししたい場合は、業者に養生方法を工夫できるか相談

工事期間中は不便を感じることもありますが、事前準備をしておけばスムーズに対応できます。

外からの目線が気になる

外壁塗装工事では、足場や養生ネット、PRシートなどが設置されます。
これにより「この家は工事中」ということが明確にわかるため、外からの視線が気になるという声も少なくありません。
特に防犯面での不安を感じる方もいらっしゃいます。

実際に心配される内容は以下のようなものです。

  • 周囲からの注目:見た目の変化により、人の目が気になる
  • 空き巣被害の不安:工事中の家=留守がち・資産価値が高いと見られる可能性
  • プライバシーへの影響:足場を通じて外から室内が見えやすくなるケースもある

対策としては、以下のような意識を持つことが有効です。

  • 戸締りと施錠を徹底する
  • 防犯ライトやセンサーの設置を検討する
  • 必要以上に気にしすぎず、期間限定と割り切ることが大切

目立つのは一時的なことですので、基本的には過度に心配しなくても問題ありません。

通気性が悪くなる

外壁塗装中は、養生シートで建物全体が覆われ、さらに窓を閉める必要があるため、室内の通気性が著しく低下します。
特に湿度が高い日や、長時間の在宅が続くと、室内にこもった空気で不快に感じることもあります。

主な原因と影響は以下の通りです。

要因内容
養生シート風の通り道が遮られ、換気が困難になる
窓の開閉制限塗装中は安全上、窓を開けられない箇所もある

快適さを保つためには、次のような対策が有効です。

  • 特定の窓だけでも開放できるよう、事前に業者へ相談
  • 扇風機やサーキュレーターで空気を循環
  • 空気清浄機や除湿機を併用する

施工前に「どの窓が使えるか」を確認しておけば、計画的な換気が可能になります。

外出の際の導線が不便になる

足場の設置によって、玄関まわりや駐車スペースの動線が大きく変わることがあります。
特に車をお持ちの方は、出入りや駐車の際に「いつも通り」ができない不便さを感じることも少なくありません。

発生しやすいトラブルは以下の通りです。

  • 玄関前に足場の支柱が設置され、通行に支障が出る
  • 駐車スペースが狭くなり、車の出し入れが難しくなる
  • 荷物の運び出しに時間がかかるようになる

これらを防ぐための対策には、以下が有効です。

  • 足場設置の前に、業者と動線の確認・調整を行う
  • 足場に緩衝材を巻いてもらい、衝突を防止
  • 車の一時的な移動先を近隣に確保しておく

生活動線のストレスを軽減するためには、事前相談が鍵となります。

人の出入りが頻繁にある

外壁塗装工事中は、普段の生活空間に見慣れない作業員が出入りするため、心理的に落ち着かないと感じる方もいます。
工事は基本的に外作業ですが、庭や玄関周辺への出入りは日中何度もあります。

よくある不安・不便は次の通りです。

  • 作業員の移動や会話が気になってしまう
  • 家の近くに常に人の気配を感じて落ち着かない
  • 物音や視線が気になる時間が長く続く

このような不安を和らげる方法は以下の通りです。

  • 在宅中でも気になる時間帯は外出して気分転換を図る
  • 窓のカーテンや目隠しで視線を遮る
  • 気になる点は現場責任者にすぐ相談する

少しの工夫と意思表示で、ストレスを大きく減らすことが可能です。

近隣へ迷惑をかけていないかの不安

工事中の騒音や塗料の飛散により、近隣に迷惑をかけていないか心配になることがあります。
特に密集した住宅地では、些細なことでもトラブルに発展するケースがあるため、注意が必要です。

近隣トラブルの主な原因は以下の通りです。

  • 高圧洗浄や足場作業による騒音
  • 塗料が風で飛散し、隣家に付着してしまうリスク
  • 車や植木などの破損・汚損の可能性

これらを防ぐには、次のような配慮が重要です。

  • 業者による事前の近隣挨拶・説明の徹底
  • 作業中の飛散防止対策(ビニール養生など)の確認
  • トラブルが起きた際は、迅速かつ誠実な対応をする

工事は「お互い様」の意識も大切ですが、誠意ある対応が信頼関係を保つポイントです。

非日常でペットが落ち着かない

塗装工事は人間だけでなく、ペットにとっても大きな環境変化となります。
特に音や見慣れない人の出入りに敏感な犬や猫にとっては、大きなストレスの原因になります。

起こりやすいペットの反応例は以下の通りです。

  • インターホンや作業音に反応して吠え続ける
  • 知らない人の気配に怯えて隠れてしまう
  • 落ち着きがなくなり、ごはんを食べなくなる

こうした状況に対する対策は次の通りです。

  • インターホンの使用を控える(工事関係者と事前に調整)
  • ケージにカバーをかけて視覚的な刺激を減らす
  • 場合によってはペットホテルや親戚宅に預ける

ペットの性格に合わせた対応を取ることで、不安定な状態を避けられます。

まとめ

外壁塗装は、住まいの見た目を整えるだけでなく、雨風や紫外線から家を守るために欠かせない大切な工事です。
一方で、依頼時や施工中に様々なトラブルが起こることもあるため、事前の準備が非常に重要です。

おさらいすると、よくあるトラブル例として以下があります。

  • 想定以上の費用がかかる
  • 仕上がりがイメージと異なる
  • 施工後に不具合が発生する
  • 近隣住民との関係が悪化する
  • 工事中の騒音や臭いでストレスを感じる

こうしたトラブルを回避するためには、以下のポイントを意識しておくと安心です。

  • 信頼できる業者を選ぶ(相見積もり・口コミ・実績を確認)
  • 見積書や保証内容を細かくチェックする
  • 塗料の種類や色は、実物に近い方法で選ぶ
  • 工程表をもらい、生活への影響を把握しておく
  • 生活動線や洗濯物、ペットの対応なども事前に対策する

外壁塗装は、一時的に生活に影響はあるものの、事前にしっかり備えることで、快適に進めることが可能です。
この記事を参考に、後悔のない外壁塗装を実現していただければと思います。

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