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外壁塗装を依頼する際、事前に工程表を知っておくことは非常に重要です。
なぜなら、工程表を知っておかないと粗悪な工事をされても気づきにくくなってしまうためです。
そのため、この記事では外壁塗装会社のマスカットホームが工程表をわかりやすく紹介していきます。
各工程を以下4つのステップに分け、それぞれの工程のポイントを見ていきましょう。
また、工程表は施工会社と逐次チェックすることも重要です。
具体的にどのようなタイミングでチェックするべきかも解説していきますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。
なお、以下の記事でも外壁塗装の工程について触れています。
上記の記事では、工事前のお打ち合わせなども含んだ内容となっています。
一方こちらの記事では、各工事の工程で特にどのようなポイントを注意するべきか協調しています。
工事中にどのような点をチェックすべきかわかる内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速外壁塗装の工程表を見ていきます。
各工程について、チェックポイントと合わせて紹介していきますが、先に基本工程をお見せすると以下の通りです。
Step1.準備・下処理 | 近隣挨拶 |
---|---|
足場設置 | |
シール撤去 | |
シール打替え打増 | |
高圧洗浄 | |
養生 | |
下地処理 | |
Step2.塗装 | 屋根下塗り |
屋根中塗り | |
屋根上塗り | |
外壁下塗り | |
外壁中塗り | |
外壁上塗り | |
Step3.仕上げ・付帯部処理 | 光触媒吹付 |
養生バラシ | |
付帯部塗装 | |
ベランダ床塗装 | |
Step4.最終チェック | 最終チェック |
足場解体 |
各工程の詳細を見ていきましょう。
まず準備・下処理には4~6日かかります。
一つひとつ見ていきましょう。
最初にすべきは近隣への挨拶です。
塗装工事は、時に近隣の方とのトラブルが起きてしまいます。
主に問題となるのは以下3つです。
これらが生じる可能性があることを、トラブルを避けるために説明を行います。
範囲は場合によりますが、両隣と真裏は必ず行わなければなりません。
路地の形状によっては、向かいの数軒もトラックの搬入などで不便をかけるので挨拶することがあります。
基本は対面で、いない場合は案内状を入れることもあります。
施主様にとって、お住まいはずっと住み続けるものです。
トラブルを避けるためにも、臭いや塗料飛散の範囲などを考慮の上、どの程度の範囲まで挨拶を行うかを確認するようにしましょう。
次に、外壁や屋根の塗装は高所での作業になるため、それを行うための作業が必要です。
基本的には対象の住宅の周囲に足場を組み立てます。
高所での作業もあるので、一番事故(人身・物損)が多いため、安全対策は特に気を付ける必要があります。
ハーネスの装備や事前に物をどかしておくことが大事です。
また、足場の機材は長いので、緩衝材を巻き付ける必要があります。
なお、足場が設置されることで生活に影響が出る場合もあります。
下記については事前に確認しておくことがオススメです。
既存のシーリングは固くなって機能しなくなります。
そのため、新しいシーリング材を打ち込む前に撤去する作業が必要です。
基本的には刃物で削り取っていく作業になります。
シールの除去はある程度時間がかかるものなので、除去した日には次の工程のシール打ち替えはできません。
シール除去後、打ち直すまでは雨が入ってしまうので、天気予報を必ず確認する必要があります。
もしも雨が降る場合は、雨養生を行わなければなりません。
このシール除去の際、傷んでいる箇所が適切に撤去されているかどうかを確認することが重要です。
なお、マスカットホームの仕様は「サッシ周りが打ち増し」、「目地が打ち替え」です。
そのため、同じような仕様の業者の場合、目地の部分が撤去されているかを確認するようにしましょう。
シール撤去が完了したら、シールの打ち替え打ち増しを行います。
これは、撤去した部分を雨風や紫外線等から守るためのものです。
それぞれ、以下のような役割があります。
シールを打つ際は水が入らないように細心の注意を払う必要があります。
また、壁材とシールを接着するプライマー(接着剤)が塗れているかどうか確認することも大事です。
仮に、雨が降っている時に作業をしようとしていたら注意が必要です。
湿気が帯びていると、シールが浮いてしまう可能性があります。
その他にも、ゴミやほこりなどの異物が混入していないかを確認するようにしましょう。
続いて、高圧洗浄を行います。
高圧洗浄をすることで、既存の苔カビをとり、塗料の密着をよくする効果があります。
これは、機械を使用して水を吹きかけて洗浄する作業です。
特に汚れがひどい箇所は念入りに洗浄します。
必要であればブラッシングもすることがあります。
この時、以下のポイントをおさえることが大事です。
養生は、塗料をつけてはいけない箇所を隠す目的で行います。
基本的にはビニールで覆っていく作業です。
ただし、換気口や吸気口、給湯器など完全に防いでしまうと機能しない箇所があります。
そのため、養生によって完全に防がれてないかを確認する必要があります。
また、以下について留意しておくとよいでしょう。
下処理の最後は、下地処理です。
外壁材の種類や状態に応じて以下のような処理を行います。
特に以下の点を確認するようにしましょう。
下処理が終わったら、メインの作業である塗装に移ります。
塗装は屋根と外壁それぞれ以下3つの工程で行います。
一つひとつ見ていきましょう。
まずは、屋根の下塗りです。
下塗りは、既存塗膜と上塗り材の密着をよくするための工程です。
上塗りの際にムラが極力少なくなるように意識して行います。
下地状況(特に吸い込み状態)に応じて下塗り材を塗っていきます。
屋根材(壁材)の状態によっては2回以上塗る場合も。
下塗り後に既存の屋根(壁)の色が隠れているか(しっかりと塗れているか)を確認することが大事です。
次に、中塗りを行います。
中塗りは、上塗りをより綺麗に仕上げるために膜圧を付ける作業です。
上塗り用の塗料を塗り、下塗り材が全て隠れるように塗ります。
この後で上塗り工程もありますが、この工程で終わる気持ちで塗っていきます。
特に確認するべきことは、下塗り塗料が隠れているか(しっかりと塗れているか)どうかです。
下塗り材と上塗り材は色が違うため、わかりやすいです。
塗装の最後は上塗りです。
上塗りは、膜圧を均一にして見た目をよくする、最終の仕上げ作業です。
上塗り用の塗料を塗ります。
基本的に、極力希釈しないで、できるだけ濃いネタ(塗料が濃い状態)で塗っていきます。
理由としては、塗膜に厚みを出すためです。
中塗りで基準の厚みの数値を満たしますが、上塗りでもさらに厚くするよう心がけます。
また、上塗りは美観性にも影響するため、中塗りよりも特にムラにならないよう気を付けることが大事です。
特に確認するべきポイントは以下の通りです。
作業内容や気をつけるポイントは屋根と同様です。
作業内容や気をつけるポイントは屋根と同様です。
作業内容や気をつけるポイントは屋根と同様です。
塗装後、仕上げや付帯部の処理を行います。
オプション的なものですが、光触媒塗料は外壁劣化の原因となる紫外線や雨対策の塗料です。
その機能を付与するために行います。
一般的な塗料とは異なり、ガンによる吹き付けを行います。
この時、均一に吹かないとムラが起きるため、職人の腕が試されるところです。
光触媒塗料は透明であるため、一目で塗られているかどうかを判断することが難しいです。
強いていうなら、工程の写真があるかどうかを確認するとよいでしょう。
次に塗装が終わった後、養生の必要がないので、バラす作業を行います。
バラした際にゴミが出て、風邪で飛ばされたりするので、迅速に片付けることが大事です。
バラした日は最後にしっかりゴミの残りがないか確認する必要があります。
もし、優先的にバラして欲しい箇所があれば事前に伝えるようにしましょう。
付帯部についても、外壁と同じく綺麗にする作業が必要です。
付帯部に塗料を塗る工程ですが、この順番で行うかどうかは現場によって変わります。
また、雨樋は養生できない箇所があり、外壁塗装時の塗料が付いてしまっていることがあるため、研磨作業(下処理)をしてから塗ります。
付帯部の塗装については、鉄部に錆止めが塗られているか(サビが隠れているか)を確認することが大事です。
ベランダ床の塗装は、FRP素材を長持ちさせるために行う工程です。
トップコートを塗る作業で、FRP素材のベランダの場合は必ず行います。
ベランダは、苔が溜まっていることが多いので、高圧洗浄時にも掃除をしますが、塗装前もしっかり掃除する必要があります。
注意点として、塗った日は塗料が乾いていないため、ベランダに出られません。
ここまでの全ての工程が終わった後、最終チェックを行います。
最終チェックは、足場を解体する前に塗り残しや施工不良がないかを確認します。
基本的には、現場責任者が確認しますが、別担当者がダブルチェックする場合もあります。
なお、足場解体した後は高所作業が難しいので、高所は特に念入りに塗り残しがないかチェックすることが大事です。
念入りにチェックしたい方は、現場担当者とは別のチェック係が最終チェックを行っているかどうかを確認するとよいでしょう。
最終チェック後に足場を解体します。
作業内容としては、大体は組む時と同様です。
ただし、塗装が仕上がっている状態なので、壁に傷が付かないように気を付ける必要があります。
最終チェックで終わりにせず、解体時に傷が入っていないかどうかを確認することが重要です。
ここまで外壁塗装の工程表を紹介してきました。
安心して作業を進めるためには、工程表を業者と確認することも大事です。
具体的には、次に挙げるタイミングで業者と確認するとよいでしょう。
まず、依頼している業者がどのような工程で工事を行うかを確認しましょう。
注意するべきポイントは以下の通りです。
また、業者に相談する前に、今回解説しているような一般的な塗装工事の工程を把握しておくことも重要です。
そうすることで、工程が抜けていたりした際に違和感を感じ取れます。
施工開始時にも工程表を業者と確認するようにしましょう。
基本的に注意する点は契約前と同様です。
もし、着工遅れやスケジュールと差異がある場合は確認するとよいでしょう。
スケジュールの変更は、もちろんやむを得ない場合もあります。
ですが、理由もなくスケジュール変更を行う業者はその他の部分もだらしない可能性があるので注意が必要です。
各工程が進んだ際にもスケジュールを確認することが大事です。
契約時と同様、スケジュールと差異がある場合は確認するとよいでしょう。
は、各工程で前項で挙げた確認ポイントについて、注意深く確認することをオススメします。
今回は、外壁塗装の工程表を見てきました。
改めて工程表をまとめると以下の通りです。
Step1.準備・下処理 | 近隣挨拶 |
---|---|
足場設置 | |
シール撤去 | |
シール打替え打増 | |
高圧洗浄 | |
養生 | |
下地処理 | |
Step2.塗装 | 屋根下塗り |
屋根中塗り | |
屋根上塗り | |
外壁下塗り | |
外壁中塗り | |
外壁上塗り | |
Step3.仕上げ・付帯部処理 | 光触媒吹付 |
養生バラシ | |
付帯部塗装 | |
ベランダ床塗装 | |
Step4.最終チェック | 最終チェック |
足場解体 |
この工程表をしっかり理解しておくことで、施工の際のトラブルを抑えられる可能性があります。
また、必要な工程を省く粗悪な業者を見極める上でも有効な知識です。
是非、この記事の内容をしっかりおさえたうえで外壁塗装を依頼するようにしましょう。