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外壁塗装は100〜200万円前後が相場であることから、なるべく安く済ませたいとDIYでと考える方も少なくないと思います。
結論として、DIYで外壁塗装することは以下の観点からオススメできません。
ですが、どうしてもDIYで外壁塗装をしたい方も中にはいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、プロの外壁塗装業者であるマスカットホームが、外壁塗装をDIYで行う際に知っておくべきポイントをわかりやすく解説していきます。
DIYでの外壁塗装を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装はDIYでできるものなのでしょうか?
冒頭でもお伝えした通りですが、改めてプロの見解をお伝えしていきます。
プロの立場からいうと、DIYでの外壁塗装は基本的にオススメできません。
なぜなら、以下のように多くのリスクが伴うためです。
例えば、下地の状態を正しく判断できずに塗装すると、数年で塗膜が剥がれてしまうことがあります。
このように、安易な気持ちでDIYをしてしまうと、後々後悔する可能性が高いことを理解しておかなければなりません。
もしDIYで外壁塗装するなら、DIYでする範囲とプロに任せるべき範囲をしっかり把握しておくことが大事です。
DIYが難しい範囲と比較的しやすい範囲は以下の通りです。
DIYが難しい範囲 | 壁の塗装、中でも広範囲は基本的に難しい。 壁全体や屋根を塗るとなると、足場が必須で、そうなると現実的ではない。 |
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比較的しやすい範囲 | ・一部分 壁の一部のひび割れにコーキングをし、その上から軽く塗るのはあり。 しかし、コーキング後にならせない(平坦にできない)ともっこりしてしまう。 また、結局塗装時に剥がさないといけないケースやシリコン素材のコーキングは上から塗れないといった注意点がある。 ・木部塗装する時の影響は少なく、防腐や防虫の効果がある。できるならした方がよい。 |
まずは小さな範囲で試してみて、DIYで可能か見極めることが大事です。
DIYで外壁塗装をする際、事前に確認しておきたい点があります。
特に確認が必要なポイントとしては以下の通りです。
上記の内容に不安を感じるようであれば、専門業者への相談を検討した方がよいでしょう。
続いて、DIYで外壁塗装を行うメリットを3つ紹介していきます。
後述のデメリットと合わせてしっかり考慮し、DIYで外壁塗装をするか検討することをオススメします。
当然ながら、DIYで外壁塗装をすれば自分の好きなタイミングでできます。
気になった点を即日で改善するのは、建物の耐久性に好影響があります。
平日が忙しい方でも、週末や連休などを活用して少しずつ進めることもできるでしょう。
しかし、業者に塗装を依頼する際にしわ寄せが来ないように注意が必要です。
この自由度の高さは、忙しい方にとっては大きな魅力といえるでしょう。
業者に依頼するより、自分で塗ることで家への愛着が湧く方もいるでしょう。
更に、家に対する意識が高くなる可能性もあります。
この家に対する意識の高さは、ちょっとした劣化に気づけるなど間接的に家の耐久性を伸ばすことにつながる可能性があります。
DIYでするにしろしないにしろ、家に対する意識はしっかり持っておくようにしましょう。
塗装箇所によっては、建物の耐久年数に好影響を及ぼす可能性があります。
例えば、キシラデコール(木部塗料)を使って木部を塗ります。
塗装するときの影響は少なく、防腐や防虫の効果があるので、できるならした方がよいでしょう。
このように、一部のみを適切な方法でDIYするのであれば、建物の維持に貢献できる可能性があります。
上記のようなメリットの半面、DIYで外壁塗装を行うデメリットも当然存在します。
具体的なデメリットとして、4つ見ていきましょう。
まず、DIYにおける最大のデメリットは、命に係わる重大な事故のリスクがあることです。
足場を組むか、高い箇所を塗る場合は下記が必要となります。
リスクを防ぐために最低限必要なことは以下2つです。
費用を節約するつもりが、取り返しのつかない事態を招く危険性があることを忘れないことが重要です。
ホームセンターの塗料などで健康被害などは聞いたことがありません。
しかし、下記に気をつけた方がよいです。
使用する本人だけでなく、家族の健康を守るためにも大事です。
それぞれの化学物質に関する正しい知識を身につけ、適切に使うようにしましょう。
プロとDIYの塗装で決定的に差が出るのは仕上がりの部分です。
専門的な知識がないと、次の塗装の費用が高くなったり美観性が損なわれたりすることがあります。
この点のポイントは以下の通りです。
見た目の美しさだけでなく、建物の耐久性を維持するためにもプロの技術は不可欠です。
外壁塗装において、下地処理や塗料の選定は重要です。
下地処理や塗料選定を誤ると以下のようなデメリットがあります。
長期的に見ると、下地処理が建物の耐久性に大きく影響することがあるため、適切な下地処理と塗料選定が必要となるわけです。
上記のメリットやデメリットなども考慮し、DIYで外壁塗装をする場合に、準備するべきものを見ていきましょう。
塗装する前に、外壁を清掃するのが不可欠なため、清掃用具は必要となります。
高圧洗浄機があるとベストですが、ホースを用いてデッキブラシやスポンジ・バケツがあるとよいです。
下地処理をするために、パテなどが市販されています。
スクレーパー、ワイヤーブラシ、コーキングガン、シーリング材なども手に入れやすいものです。
塗装する際、塗装したくない箇所は養生する必要があります。
ブルーシートなどでできる範囲で養生するようにしましょう。
塗装する際、ハケやローラーは両方とも必須です。
一般の方が手に入るもので性能がよい塗料はありませんが、下塗り塗料は欠かさず塗るようにしましょう。
安全装備として、ヘルメットは必ずつけた方がよいです。
そして、上記でも書いた通り、安全のために2人以上で作業するようにしましょう。
なお、ハーネスなどは足場がないと機能しないので不要です。
高所作業の場合は、足場も必要となります。
足場なしでもある程度の作業は可能ですが、広範囲を塗るためには足場が必須です。
DIYにおける足場の必要性については以下の記事も参考にしてみてください。
続いて、具体的にどのような手順でDIYで外壁塗装を行うか見ていきます。
ひとつでもおろそかにすると致命的な問題になる可能性もあるため、一つひとつしっかりチェックしていきましょう。
まずは、事前準備として下調べをすることが重要です。
その上で、以下の準備をするとよいでしょう。
この事前の段取りが、作業のスムーズさと無用なトラブルの回避につながり、DIYの成否を大きく左右します。
焦ってすぐ作業を始めるのではなく、しっかりした計画を立てることが成功への近道です。
実作業として、まずやるべきは洗浄です。
高圧洗浄機がない場合は、ホースなどで汚れを取りましょう。
外壁表面の汚れや古い塗膜を徹底的に除去することが重要です。
この洗浄作業が不十分だと、新しい塗料が壁にしっかりと密着せず、早期剥離の原因となってしまいます。
壁を「丸洗い」するイメージで、時間をかけて丁寧に行うようにしましょう。
塗装工程でその後の品質に大きく影響するのが下地処理です。
下地処理は、建物を雨水の侵入から守ってくれる、家の寿命に直結する工程です。
下地処理として行う作業として、以下のようなものがあります。
この工程は面倒であってもしっかり時間をかけ、やりすぎと思うほど丁寧に行うようにしましょう。
養生は、塗料が付着してはいけない部分をカバーするためのものです。
ブルーシートを覆うなど、可能な範囲で行うようにしましょう。
この作業を丁寧に行うことで、塗りたくない窓やドア・地面などを守ることが可能です。
塗装は基本的に、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回に分けて塗ります。
3回に分けて塗ることが、品質を確保するための大原則です。
各工程の役割は以下の通りです。
大事なポイントとして、各塗料メーカーが定める乾燥時間を必ず守ることが重要です。
急いで次の塗装をしてしまうと塗膜が定着せず、早期離脱の原因となりえます。
数年後に後悔しないためにも、工程をしっかり守って丁寧に行うようにしましょう。
最後の塗装が完了したら、仕上がりの確認と片付けを行います。
塗装工事は、現場を元の状態より美しくして完了するものです。
以下のポイントをおさえるようにしましょう。
最後まで気を抜かず、しっかり確認・後片付けをするようにしましょう。
DIYの外壁塗装で失敗してしまうことは残念ながら少なくありません。
具体的にどのような失敗例があるのか見ていきましょう。
まず、壁材と塗料の相性が悪くすぐ剥がれてしまうケースです。
原因の多くは、洗浄不足や補修がうまくできていないなど下地処理の軽視です。
DIYで塗装した壁を後で業者に塗ってもらっても、またすぐ剥がれてしまうこともあります。
そのため、結果的に費用が莫大になってしまうこともあります。
DIYで塗装すると、色ムラや塗りムラにより、塗装前より見栄えが悪くなってしまうこともあります。
具体的には、以下のようなケースがあります。
特に、吹き付けで塗装をする場合は技術で大きく差が出るため、少しの塗り方の違いでムラが目立ちやすくなります。
美しい仕上がりにするためには、洗練された技術が不可欠です。
養生が不要だと思っていると、想定外の箇所を汚してしまうことがあります。
「このくらいはみ出しても大丈夫だろう」というような安易な考え、養生の甘さによって塗料が隙間からはみ出てしまうためです。
窓や地面・植木などを塗料で汚してしまうと、後片付けに膨大な時間がかかってしまいます。
高性能な塗料ほど一度付着するとシンナーを使ってもなかなか落ちません。
養生も省略することなくしっかりやるようにしましょう。
費用を抑えるためにDIYで外壁塗装をしようと思っても、蓋を開けたら思ったより費用がかかってしまうことはよくある失敗例です。
特に範囲が広いと費用は結構かかります。
また、以下により時間がかかってしまうことも多いです。
更に、外壁材などの状態が悪いにも関わらずDIYでしてしまうと、うまく塗膜が定着せず、またすぐに塗装が必要になったり外壁に致命的なダメージを与えたりしてしまうことも。
甘く見積もりをせず、時間も費用も余裕を持って行うことが大事です。
最悪のケースとして、DIYで塗装をしたことで事故や健康被害に遭ってしまうこともあります。
脚立などで少し高い箇所を塗る際は特に注意が必要です。
家がきれいになったとしても、健康や命を失ってしまっては元も子もありません。
十分な安全を確保できないのであれば、プロに任せるのが何よりも重要です。
今回は、DIYで外壁塗装をする方法について解説をしてきました。
何度もお伝えする通り、基本的に外壁塗装をDIYで行うのはオススメできません。
プロにお願いするのとDIYでは、品質に圧倒的な違いが出ますし、長期的に見たらプロにお願いする方が安いことも多いです。
短期的な安さを求めるのではなく、長期的な目線でしっかり考えて行動することをオススメします。
もし大阪府豊中市や箕面市の方でしたらマスカットホームがお力になれますし、以下の記事で解説しているように信頼できる業者を選ぶとよいでしょう。
お住まいの家で安心して暮らせるように、計画的に行動していきましょう。