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外壁は、どのような対策を施したとしても、日々劣化してしまいます。
なぜなら、以下のような原因を避けることができないためです。
しかし、劣化した外壁に対して何もしないと深刻な問題に発展してしまいます。
そうならないためにも、定期的な外壁塗装が不可欠なのです。
ただ外壁が劣化することでどのようなリスクがあるか、しっかりご存じない方も多いでしょう。
そこで、この記事では外壁塗装会社マスカットホームが、以下についてわかりやすく解説していきます。
安全かつ快適に暮らすために知っておくべき内容となっていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
まずは、外壁が劣化する3つの主な原因について見ていきましょう。
基本的には、外壁が劣化するのは以下の原因によるものです。
それぞれ具体的にどういうことか見ていきます。
ひとつ目の原因は、太陽光(紫外線)によるものです。
紫外線により以下のような現象につながります。
以上のような現象は、大抵10年ほど経つと出てきます。
つぎに、雨風でも外壁の劣化につながります。
雨風が主な原因として発生する現象は、以下のようなものです。
上記のような現象は、建物に大きなダメージとなる可能性もあります。
最後に、経年劣化も外壁劣化の原因のひとつです。
経年劣化すると、以下のような現象が起きます。
経年劣化は避けられないものですが、塗装することで劣化のスピードを遅くすることは可能です。
上記で挙げた3つのような原因で外壁は劣化しますが、具体的にどのような症状が出るでしょうか?
初期・中期・後期でどのような症状が出るか変わってくるので、それぞれのステージでどのような症状が出るか見ていきましょう。
まずは、初期に出てくる4つの症状を見ていきましょう。
上記で挙げた通り、紫外線が原因でツヤがなくなってきます。
ツヤがある状態だと水はけもよく、紫外線から守ってくれるので、耐候性が高い状態を維持することが可能です。
このツヤがなくなることで、後述のチョーキングが起きる原因となります。
雨風が原因で、外壁が黒ずんだり汚れが付着することがあります。
とくに、塗料の性能が落ちてきていると起きやすいです。
気にならない方もいるかもしれませんが、景観に影響が出ます。
つぎに、外壁の色が変わってくるのも劣化の初期症状のひとつです。
チョーキングが起きて、耐候性が低い状態で雨風を受けることで劣化することが多いです。
なお、色が濃い方が色褪せが目立ちやすく、白に近いほど目立ちにくくなります。
ただし、真っ白の外壁色だと、チョーキングは目立ちませんが、汚れが目立ってしまいます。
そのため、グレー・アイボリー・ベージュのような色が人気です。
上述の通り、チョーキングは紫外線によるツヤの劣化が原因で起きることが多いです。
チョーキングは、手で触ると粉っぽい状態のことを言います。
西日が直で当たる家はチョーキングしやすかったり、逆に家の北面は起きにくいなど住環境によって起きやすさは変わります。
なお、ラジカル水溶シリコンや無機塗料は、チョーキングの原因となるラジカルの発生を抑えることが可能です。
そうでない場合、10年経っている家は基本的にチョーキングが起きます。
続いて、中期に出てくる外壁劣化の症状を見ていきましょう。
中期では、主に5つの症状が出てきます。
まずは、シーリングの傷み・剥離です。
シーリングが割れたり壁材との間に隙間ができたりするもので、以下のような原因により発生します。
経年劣化以外は、信頼できるプロの外壁塗装会社に依頼すれば、ある程度避けることが可能です。
クラックは外壁がひび割れてくる症状のことです。
家の揺れの長年の蓄積や重力による外壁への負担により発生します。
外壁の種類により、以下のように起きやすさが変わります。
実際にあった事例として、施工不良があり、本来の膜圧に満たないモルタルがついていたため、クラックが起きていたことがありました。
次に、カビやコケの発生です。
カビやコケは以下の工程を経て発生します。
カビやコケを放置すると、木造建築の場合は内部まで腐敗が進むことがあります。
外壁塗装では修復不可能な状態になり、外壁の張り替えや、最悪の場合立て直しが必要なケースにつながることもあります。
なので、カビやコケに気づいた場合、早急な対応がオススメです。
目地(コーキング)の剥がれやひび割れも、外壁塗装の劣化の症状のひとつです。
コーキングは軟らかい素材ですが、経年劣化によって硬くなり、家の揺れが長年蓄積することや紫外線によって剥がれやひび割れが発生します。
たとえば、8cmで打ったコーキングが縮んで硬くなり、5cmになったりすることがあります。
そうなると、下地が見えてしまうようなケースも少なくありません。
このような場合は、下地から雨水や湿気が侵入し、建物内部の腐敗の原因につながることがあるので、早めの対応が必要です。
外壁塗装の劣化により、外壁塗膜が膨れてくることもあります。
これは、雨が外壁材に入ったり、湿気が溜まったりすることで、塗膜の中から膨れが生じるものです。
傾向としては、以下のように分かれます。
土の上に塀を立てている場合、土に水やりをしていたところ、水分が上がってきて塀の塗膜が膨れているケースもあります。
上記で挙げた初期・中期の症状を経て、外壁塗装を行わないと後期の症状が出てきます。
具体的には、以下のような症状です。
具体的にどのような症状か見ていきましょう。
雨漏りは、基本的には以下のような流れで発生します。
雨漏りが発生することでシロアリの発生につながることもあるので、早急な対応が不可欠です。
雨漏りと同様の流れで、外壁材が剥がれてくることがあります。
外壁材が剥がれることで、ほかの深刻な問題につながることがあり、後述の大規模な修繕の必要性の向上につながることもあります。
クラックが深刻化すると、クラック幅が増えて下地が見えてくることがあります。
そうなると雨水が侵入するなど、別の問題につながる可能性があります。
上記のような症状が出てくるとどのようなリスクがあるでしょうか?
外壁が劣化した状態で放置することは、さまざまなリスクがあります。
具体的にどのようなリスクがあるか見ていきましょう。
雨漏りやシロアリ発生につながることもあります。
劣化が進んで、水はけが悪い状態、雨漏りやシロアリの原因になってしまうのです。
まず、屋根がほとんどですが、外壁の劣化により雨漏りが発生することがあります。
具体的には、雨漏りは以下のように発生します。
つぎに、シロアリは木造の家に出ることがあります。
シロアリは、日陰・湿気・腐敗が好きなので、以下のような状態になると発生しやすいです。
雨漏りやシロアリが発生すると、当然修繕費用は高騰し、最悪建て替えが必要になることもあります。
外壁塗装を行わないと建物が劣化しやすくなります。
経年劣化が起きている状態は、以下が落ちてしまっており劣化しやすい状態と言えます。
もちろん、「建材」「壁材」「屋根材」には耐久年数があるため、経年劣化は避けられません。
しかし、外壁や住環境にあった塗料、優良な外壁塗装業者に依頼することで、耐久性を長持ちさせることは可能です。
外壁の劣化が進むと、チョーキングにより断熱効果が下がってしまいます。
そのため、劣化の放置は断熱効果の低下、そしてエネルギー効率の低下にもつながってしまいます。
具体的には、外壁塗装を行っていないと、定期的に外壁塗装を行っている場合と比較すると、
ということになるわけです。
当然そうなると電気代の高騰につながってしまいます。
外壁塗装を怠ると、カビやコケが発生することがあります。
カビは気化するため、湿気のにおいが強いときはカビを吸っている可能性があります。
その結果、以下のような健康被害につながるかもしれません。
一見、外壁塗装と健康は無関係と思えても、このようなリスクがあるのです。
経年劣化を放置すると、建物内部まで痛んでしまうことがあります。
その結果、外壁塗装だけに留まらず、大規模な修繕が必要になることがあります。
そうなってしまうと、塗り替え(100~200万円)では済みません。
具体的には、以下の修繕が必要となるケースがあります。
このようになる前に、定期的に外壁塗装を行うことで、メンテナンス費用を抑えることが可能です。
それでは、外壁が劣化したときの対策はどのように行えばよいでしょうか?
外壁塗装・張り替えの具体的な方法と費用について見ていきましょう。
まず、外壁塗装をすべきか張り替えになるかは、以下のような点が線引きとなります。
当然張り替えの方が費用が高くなるので、定期的な外壁塗装がオススメです。
つぎに、外壁塗装の方法と費用について見ていきます。
外壁塗装の方法と費用については、それぞれ以下の記事にて解説しています。
基本的に、塗装面積と塗料の種類を主として費用は変わります。
ご自身の家の相場を見極めるには、2~3社に相見積もりを取るのがオススメです。
外壁の張り替えは、塗装会社ではなく張り替え専門業者に依頼しましょう。
費用の目安は以下の通りです。
張り替えにならないためにも、定期的に外壁塗装するようにしましょう。
この記事では、外壁の劣化原因から具体的にどのような症状が出るかを解説してきました。
実際にご自宅の外壁の状態をチェックし、症状が出ていると感じた方は早急に外壁塗装会社へ依頼することをオススメします。
また、10年以上外壁塗装をしていない場合も、一度状態のチェックをしてもらった方がよいです。
定期的な外壁塗装により、より長く今の家に快適に住めることになるので、ぜひ参考にしてみてください。