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外壁塗装は、ただ塗料を塗るだけではありません。
しっかりと段取りを組んで行わないと、トラブルの原因にもつながってしまいます。
そこで、この記事では外壁塗装の工程について細かく解説をしていきます。
14ステップで詳しく解説をしていきますが、以下の点を考慮の上でぜひ最後までご覧ください。
工程を詳しく知っておくことで、職人との認識のズレが少なくなり、工事後の「思ったのと違った」というトラブルを回避することが可能です。
家の美観をキレイに保ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
※基本的に外壁塗装専門業者であるマスカットホームが、実際に行っている工程を元に解説をしています。
そのため、他社と若干順番が前後することなどがあるので、その点ご留意ください。

冒頭でも触れた通り、外壁塗装は一般的に14ステップで進めていきます。
全体の工期としては10日~2週間ほどが目安で、具体的には以下のステップで進めていきます。
全体の流れを知っておくことで、各工程の目的や重要性が理解しやすくなります。
具体的な工程について、次以降で詳しく解説していきます。
工程表のチェックポイントは以下で解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

それでは、ここからは外壁塗装の14ステップの各工程について詳しく見ていきます。
各工程のポイントをしっかりおさえておきましょう。
まずは、お問い合わせからご契約です。
工事を任せる業者と正式な契約を結ぶまでの重要なステップです。
ここでどのような業者と契約するかが、塗装工事全体の成功を左右します。
具体的には、以下のようなステップで進めていきます。
信頼できる業者の選び方については、以下の記事を参考にしてみてください。
なお、マスカットホームは「営業の人柄」「地域密着の安心感」「工事内容への納得感」で選んでいただくことが多いです。
このように、見積もり内容や担当者の対応に納得できる業者と契約するようにしましょう。
契約後、詳細な工事内容を決めるために打ち合わせを行います。
色や工事の詳細、スケジュールを事前に共有しておくことで、施工開始からのイメージと違ったというトラブルを防ぐことが可能です。
実際にご相談に来る方の多くは、色選びで悩むことが多いです。
そのため、カラーシミュレーションや試し塗りなど(または3Dパースの提示)でイメージのズレをなくすことが大事となります。
また、以下のようなことも行う必要があります。
このように、お打ち合わせから着工準備まで念入りに行うことがスムーズな工事につながります。
職人が安全かつ高品質な作業を行うために、まず大事な作業が足場の設置です。
また、塗料の飛散を防止するためのネットも設置します。
足場の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
この際の大事なポイントは次の通りです。
このように細心の注意を払いながら足場を設置していきます。
足場の設置が完了したら、下地処理から始めていきます。
下地処理は、塗装の仕上がりと耐久性を左右する重要な工程のひとつで、主に以下を行います。
この下地処理を怠ると、塗装をしてもすぐに剝がれてしまう原因になってしまいます。
実際に、打ち替えではなく打ち増しをするような適切な処理を行わなかったことで、すぐに塗料が剥がれてしまった事例もあります。
その時々の外壁の状態をしっかりチェックして、適切な下地処理を行うことが重要です。
このように重要な下地処理が見積書にしっかり含まれているか、具体的にどのような処理を行ったか確認しておくと安心です。
外壁や屋根には、長年の汚れやコケ、カビなどが蓄積しています。
塗装する前に、これらを高圧洗浄機で洗い流す必要があります。
汚れた壁の上に塗装しても、新しい塗料がうまく密着せずにすぐ剥がれてしまう要因になってしまうためです。
洗浄中は水しぶきが周囲に飛ぶため、窓は閉めておいてもらった方がよいです。
また、カビやコケの根が深い場合は、バイオ洗浄剤やブラシなどを使って徹底的に洗浄することもあります。
一見きれいに見えたとしても、塗装前には必ず高圧洗浄を行って、壁を清潔な状態にすることが大事です。
塗装の際、塗料をつけてはいけない箇所を隠すために養生を行います。
ビニールを覆っていくのが基本です。
塗装しない部分をキレイに保って、美しい仕上げにするための作業です。
この作業が塗装作業全体の品質を測るバロメーターにもなりえます。
具体的には以下の部分を養生します。
ただし、換気口・吸気口・給湯器など完全に防いでしまうと機能しない箇所があります。
養生によって、完全に防がれてないかを確認する必要があります。
この記事は、外壁塗装の工程について解説をしていますが、基本的に外壁塗装と屋根塗装は同時に行います。
どちらも足場設置などの作業が必要なため、同時に行うことで手間やコストを削減することが可能です。
屋根塗装も外壁塗装も、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程で行います。
それぞれの役割やポイントは以下の通りです。
| 工程 | 役割やポイント |
|---|---|
| 下塗り | 既存塗膜と上塗り材の密着をよくするための工程。 上塗りの際にムラが極力少なくなるように意識して行う必要があります。 下地の吸い込み状態を見て状況を判断しながら、下塗り材を塗っていく作業です。 屋根材(壁材)の状態によって、2回以上塗ることもあります。 ムラが出ないように、細かいところまでハケを入れます。 |
| 中塗り | 上塗りをより綺麗に仕上げるための膜圧をつける作業。 上塗り用の塗料を塗り、下塗り材が全て隠れるように塗ります。 この後で上塗り工程もありますが、この工程で終わる気持ちで綺麗に塗ります。 |
| 上塗り | 上塗りは、膜圧を均一にして最終仕上げをする作業で、見た目をよくするためのもの。 極力希釈しないで、できるだけ上塗り用の塗料が濃いネタ(塗料が濃い状態)で塗ります。 それにより、塗膜に厚みを出せるのです。 ※中塗りで基準の厚みの数値を満たしますが、上塗りでもさらに厚くするよう心がけます。 上塗りは美歓性にも影響するため、中塗りよりもとくにムラにならないよう気をつけて行います。 |
このように3回塗りを正しく行うことが、屋根を長期間守るために重要です。
屋根塗装と同様に、外壁の美観を蘇らせる中心的な工程です。
屋根と同じく、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本です。
また、屋根も外壁もよい塗料で適切に塗ると肉厚感が出ます。
このよい塗料として、品質と価格のバランスがよいことから、「エスケープレミアムシリコン」や「エスケープレミアム無機」を提案することが多いです。
見積もりの際に、このように3回塗りについて明記されているかは確認しておくようにしましょう。
オプション作業となりますが、より外観の美観を維持するために光触媒塗料を塗ることもあります。
光触媒塗料は、太陽の光で汚れを分解し、雨で洗い流す「セルフクリーニング機能」を持つ高機能な塗料です。
一般的な塗料とは異なり、ガンによる吹き付けを行うのが特徴です。
均一に吹かないとムラが起きるため、より職人の技術が必要となります。
実際に光触媒塗料を吹き付けたお宅で以下のような声がありました。
この作業を行う場合、工期が1日程度延びることになりますが、長期的に建物の美観を維持したい方にはオススメです。
光触媒塗料について詳しくは、以下のページも参考にしてみてください。
塗装が終われば養生が必要なくなるので、バラす作業を行います。
養生を取る作業でバラした際にゴミが出て、風邪で飛ばされたりすることもあるため、迅速に片づけなければなりません。
バラした日は、最後にゴミの残りがないかしっかり確認します。
この養生バラシにより、隠れていた部分が現れ、塗装工事の完成形が見えてきます。
付帯部についても、外壁と同じく綺麗にするために塗料を塗る必要があります。
この工程は、現場によって順番が前後します。
具体的には、以下のような部位を塗装する作業です。
注意点は、雨樋は養生できない箇所があることです。
外壁塗装時の塗料が付いてしまっていることがあるため、その場合は研磨作業(下処理)してから塗ります。
ベランダ床塗装は、FRP素材を長持ちさせるために行う工程です。
作業内容としては、トップコートを塗ります。
ベランダは雨水が溜まりやすく、防水層が劣化すると雨漏りの原因になってしまいます。
そのため、定期的なトップコートの塗り替えが大事です。
コケが溜まっていることが多いので、高圧洗浄時にも掃除をしますが、塗装前もしっかり掃除する必要があります。
また、既存の防水層に合ったトップコートを選ぶことも大事です。
足場を解体する前に最終チェックを行います。
塗り残しや施工不良がないか確認する工程です。
基本的には、現場責任者が確認を行い、場合によっては別担当者がダブルチェックすることもあります。
塗り残しがあると、足場解体した後は高所作業が難しいので、高所はとくに念入りにチェックします。
具体的なチェックポイントは以下のようなものです。
この最終チェックはお客様も立ち会っていただくことで、後悔のない工事にできます。
最終チェックが終了後、足場の解体を行います。
大体は組む時と同様となりますが、仕上がっている状態なので、壁に傷が付かないように細心の注意をはかる必要があります。
また、解体作業中は組み立て時と同様に音が発生するので、留意しておいた方がよいでしょう。
この足場解体作業をもって、すべての工事工程が完了となり、お客様へ最終的なお引渡しとなります。
ここまで、外壁塗装の工程に着目してお伝えしました。
最後に、外壁塗装の工事期間中に生活するうえで気をつけるべきことをお伝えします。
具体的な内容は以下で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせて参考にしてみてください。
まず、工事期間中は洗濯物は外に干せないことが多いです。
そのため、基本的には室内干しすることとなります。
窓の養生は、開け閉めできるタイプにする必要があります。
以前に、梅雨時期に養生して工事が進まない場合がありました。
その際は、晴れている時に人員増加して、窓を優先的に仕上げることで極力生活に影響が出ないようにしました。
足場が立つと車が停められないことがあります。
その場合、工事期間中はパーキングを使っていただくことになります。
塗料を塗るとどうしても臭いがしてしまいます。
油性塗料を使用する場合はとくに気になるところですが、臭いがする旨は伝えるようにします。
生活していると、意図せず壁に当たってしまうことがあります。
そのため、極力触れたりぶつかったりがないよう注意喚起を行います。
好奇心旺盛なお子様は塗料に触れてしまうことがあります。
お子様がいる場合は、触ったりしないよう伝えていただくことがあります。
車を停めたまま塗装を行う場合、塗料が飛散しないように気をつけて行います。
しかし、確実に飛散を防ぐのは難しいため、気になる施主様の場合はパーキング利用をオススメしています。
完成後に思っていた色と違う…ということもあります。
そのため、塗っている段階から色味の確認をしていただくことをオススメします。
今回は、外壁塗装の工程・流れを細かく解説してきました。
細かく分けると数多くの工程がありますが、どれも大事な作業です。
一つでも怠れば、トラブルや塗りムラにつながる可能性もあります。
そのため、外壁塗装を依頼される際は、どのような工程で行われるのかをしっかり確認し、過不足があればその意図を確認することが大事です。
外壁塗装を依頼する前に、しっかりと知識を身につけたうえで依頼するようにしましょう。