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外壁塗装が必要ない家の代表的な素材とコストパフォーマンスを徹底考察!

タイルの外壁
  • 外壁塗装が必要ない家はあるかな?
  • 仮に外壁塗装が必要な家で、外壁塗装をやらないとどうなるだろう?

定期的なメンテナンスとして大事な外壁塗装。
大事とは言え、約10年周期で100~200万円かかってしまうため、外壁塗装が必要ない家が気になっている方も多いかと思います。

結論から申し上げますと、以下のような家の素材は外壁塗装不要と言われることが多いです。

  • タイル
  • レンガ
  • ガルバリウム鋼板

ただし、上記のような素材は建築費用が高くなるなどのデメリットもあるため、長期的な目線で見ることが不可欠です。
具体的にどのような点に着目すべきか、外壁塗装のプロであるマスカットホームが詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装が必要ない家の素材

まずは、どのような家の素材が外壁塗装の必要ないか見ていきましょう。
ここで紹介する素材は以下の3つです。

  • タイル
  • レンガ
  • ガルバリウム鋼板

一つひとつ素材の概要から塗装が不要な理由について解説していきます。

タイル

タイルは、石や土・粘土などを高温で焼き固めて作った外壁材です。

見た目は、レンガと比較すると薄く、デザインが多岐に渡ります。
レンガと比べると強度は落ちますが、それでも耐久性・耐候性が高く、耐用年数が長いことが特徴です(耐震性は低い)。

耐久年数は15年〜30年ほどで、塗装が不要な理由は以下の通りです。

  • 無機物であるのでそもそも強く、汚れた場合は高圧洗浄等で事足りる。
    (ただし、経年劣化でコーキングが落ちてくることがあるため、コーキングの打ち替えは一応可能)
  • 耐久性・耐候性が高く劣化しにくい
  • 傷がつきにくく、チョーキングもしにくい
    (タイルが浮いてきたり、落ちたりすると張り替えが必要)

上記の理由により、塗装が不要になるわけです。

レンガ

次にレンガは、タイルと同様に、石や土・粘土などをベースに作った外壁材です。

タイルと比較すると分厚く、表面に凹凸があることが見た目の特徴です。
また、耐久性・耐候性・耐汚性が極めて高く、耐用年数が長い特徴があります(耐震性は低い)。

こちらも耐久年数は15年〜30年ほどで、塗装が不要な理由は以下の通りです。

  • 耐久性、耐候性が高く劣化しにくい
  • 傷がつきにくく、チョーキングもしにくい
  • タイルと同様無機物であるので、汚れた場合も高圧洗浄でOK

ガルバリウム鋼板

最後に、ガルバリウム鋼板はアルミニウム・亜鉛・シリコンで構成された金属板の素材です。 

スタイリッシュな外観で、新築住宅の外壁材として人気が高まっています。
アルミが入っているため素材自体が軽く、耐震性と耐久性が高く、錆びにくいのが特徴です(遮熱性は低い)。

耐久年数は15~20年ほどで、一般的に塗装が必要ないと言われています。
しかし、実際にはカビコケが生えたりチョーキングが起こるので、塗装することもあります。

ただし、一般的に10年ほどで塗装をすべきところに対し、劣化している方が塗料が密着するため15~20年間隔でよいのが利点です。
チョーキングやサビといった症状が出た場合は、壁材に適した塗料を使用します。

外壁塗装が不要な家のメリット・デメリット

上記が外壁塗装が必要ないと言われる代表的な素材ですが、どのようなメリットデメリットがあるでしょうか?
メリットとデメリットそれぞれ見ていきます。

メリット

まず、メリットとしては主に以下3つがあります。

  • 定期的にメンテナンスしなくてよい(耐久性・耐水性)
  • レンガ・タイルは断熱性が抜群によい(夏冬)
  • ガルバリウム鋼板はアルミが入っているため、素材が軽く家の耐久性が上がり、錆びにくい

デメリット

一方でデメリットとしては、以下のような点があります。

  • 初期費用がかかる
  • ある程度の年数が経つとメンテナンス(張り替え等)が必要だが、その際の費用が高い(200万円〜)
  • ガルバリウム鋼板は断熱性能が悪く、雨の音が気になる

上記のメリット・デメリットを踏まえ、外壁塗装が必要ない家のコストパフォーマンスはどうでしょうか?

外壁塗装が必要ない家のコストパフォーマンスはどう?

外壁塗装が不要な家のコストパフォーマンス

外壁塗装が必要ない家のコストパフォーマンスについて見ていきましょう。

外壁塗装が必要な家と外壁塗装が不要な家の購入費用の違い

まず、外壁塗装が不要な家は必要な家と比較して、外壁の費用が約1.5~3倍ほどになります。

理由としては、素材自体が高価であることと、施工にも手間暇がかかるためです。
具体的には、以下の通りです。

  • タイルの場合:壁材の費用がサイディングの3倍ほどかかることがある
  • ガルバリウム鋼板:サイディングの1.5倍ほどであるため、タイルやレンガと比べると手を出しやすい

ガルバリウム鋼板であれば多少安く済みますが、それでも外壁塗装が必要な素材に比べると高価です。

外壁塗装が必要な家と外壁塗装が不要な家のメンテナンス費用の違い

次にメンテナンス費用の違いについて見ていきましょう。

外壁塗装が不要な家は必要な家と比較して、メンテナンスの間隔を開けても影響が少ないです。
通常は10年おきに塗装が必要ですが、外壁塗装が必要ない家は20~30年空けても基本的には問題ありません。

その分、メンテナンス時には倍ほどの費用がかかりますが、長い目で見るとトータルの費用は割安と言えます。

外壁塗装が必要な家で塗装をやらないとどうなる?

外壁塗装しないとどうなるか

それでは、外壁塗装が必要な家で塗装しないとどうなるでしょうか?
代表的な症状として5つ見ていきましょう。

建物が劣化しやすくなる

まず、外壁塗装をしないと建物が劣化しやすくなります。

経年劣化が起きている状態は、耐久性・耐候性・耐汚性等が落ちてしまっているので、劣化しやすい状態と言えます。

建材・壁材・屋根材には耐久年数があるため、経年劣化は避けられません。
ただし、外壁や住環境にあった塗料、優良な外壁塗装業者に依頼することで耐久性を長持ちさせることは可能です。

断熱効果低下によりエネルギー効率の低下につながる

次に、劣化が進むとチョーキングにより断熱効果が下がってしまいます。
そのため、劣化の放置は断熱効果の低下およびエネルギー効率の低下につながります。

断熱効果は家の中の温度にかなり影響します。
そのため、断熱効果が高い場合と低い場合では冷房の設定温度も変わってくるため、節約にもなるのです。
また、断熱効果は中の熱を外に出さない性質も保つため、冬場の暖房の設定温度も変わってくるので、経済的です。

カビやコケによる健康被害が生じる可能性がある

塗装しないことでカビやコケが発生すると、健康被害が生じる可能性があります。

カビは気化するため、湿気のにおいが強い時は吸っている可能性があります。
カビを吸うと気管にダメージがあったり、以下のような健康被害の要因になってしまうのです。

  • 咳が止まらなくなる
  • 喘息の原因になる
  • 気管支喘息になる
  • 気管支炎になる

修繕が必要になった際に、大規模な修繕が必要になる

経年劣化を放置することで、建物内部まで傷み、大規模な修繕が必要になることがあります。

塗り替えで一般的な100~200万円ではまず済みません。
サイディング等の外壁材自体がボロボロの場合は張り替え工事(400万程)が必要です。
腐敗が躯体まで進んでいる場合は、1000万円以上かかるケースもあり、建て替えが必要になってしまうこともあります。

最悪の場合、雨漏りやシロアリ発生につながってしまう

劣化が進み、水はけが悪い状態は雨漏りやシロアリの原因になります。

雨漏りは屋根で発生することがほとんどですが、外壁から雨漏りが発生することもあります。
具体的な発生要因として考えられるのは、以下のものです。

  • 瓦が取れたり、屋根材が捲れたりすることが原因であることが多い
  • 壁材がサイディングの場合、コーキングが取れて雨漏りが発生する
  • 壁材がモルタルの場合、クラックができて雨漏りが発生する
  • 水はけが悪くなって、内部に水が溜まり、雨漏りすることもある

次に、シロアリは木造の家に出ることがあります。

シロアリは日陰・湿気・腐敗を好みます。
湿気が溜まりやすい状態や、コーキング劣化の放置(隙間から水分が入り内部が腐敗)することで、シロアリが発生しやすい状態になってしまうのです。

雨漏りやシロアリの発生は上記で挙げた大規模修繕が必要なものなので、費用がかさむことになってしまいます。

長期的なコストと手間を省くには信頼できる塗装会社への依頼がオススメ

外壁塗装が不要な家は、建築費用が高くなることでトータル費用が高くなってしまうことがあります。
そのため、長期的な目線で見てどのような家にするか決めるのがオススメです。

また、仮に外壁塗装が必要な家であっても信頼できる塗装会社へ依頼することで、以下のような理由でトータルコストを抑えることが可能です。

  • 外壁塗装など適切なメンテナンスのタイミングがわかる
  • 長期でサポートしてもらえて、定期的に外壁の状態を見てもらえる
  • 外壁の状態や前回の施工内容から最適な施工を提案してもらえる

長期的なコストや手間を省きたい方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

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