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外壁塗装で施工不良が発生する原因と症状をプロが徹底解説

外壁塗装の施工不良
  • 外壁塗装で施工不良がある場合、どのような症状が出るんだろう?
  • 施工不良が出た際の対処法、そもそも未然に施工不良を防ぐにはどうすればよいだろう?

外壁塗装は、家を雨風から守り景観をキレイに保つために重要なものです。
しかし、残念なことに以下のような原因により施工不良が発生するケースがあります。

  • 下地処理の不足やミス
  • 塗料や素材の選択ミス
  • 職人や業者のスキル不足
  • 気候・環境による影響

施工不良が発生すると景観が損なわれるだけでなく、外壁に致命的なダメージを与えてしまうことがあります。
そのため、施工不良を発見した際は迅速に対応し、かつ未然に防ぐことが大事です。

どのようなことを大切にするべきか、外壁塗装会社マスカットホームが徹底解説していきますので、参考にしてみてください。

外壁塗装における施工不良とは

まずは、外壁塗装における施工不良の概要について見ていきましょう。
どのようなものが施工不良に当たり、施工不良によりどのような問題が起こりうるか見ていきます。

どのようなものが「施工不良」に当たるか

塗装工事から時間がたっていない(目安は一年)にも関わらず、下記のような症状が出る場合は施工不良の可能性があります。

  • 塗りムラ、塗り残し
  • 塗膜の剥がれ
  • 外壁のひび割れ(クラック)
  • ピンホール(気泡)の発生
  • 塗膜の膨れや浮き
  • 液だれ・塗料の飛散
  • 乾燥不良によるトラブル

それぞれの具体的な内容については、後述にて解説していきます。

施工不良により起こりうる問題

それでは、施工不良があるとどのような問題があるでしょうか?

施工不良により、起こりうる問題にはさまざまなものがあります。
詳細は後述で解説しますが、共通して起きる問題は以下の通りです。

  • 建物の美観性が損なわれる
  • 塗料の性能が十分に発揮されず、耐久性や耐候性が落ちる
  • 雨漏りや材料の腐食、シロアリといった深刻な症状につながる

特に最後の問題は深刻な問題なため、注意が必要です。

外壁塗装の施工不良の具体例7つ

外壁塗装の施工不良の例

続いて施工不良の具体例として、7つ見ていきます。

塗膜の剥がれ

まず挙げられる施工不良のひとつは、塗膜の剥がれです。
塗膜と壁材の下に湿気が溜まり、剥がれている状態のことを言います。

塗膜の剥がれが発生する原因の一例は以下の通りです。

  • 適切な下塗り剤を使用していない
  • 適切な下塗り工程を行っていない
  • 塗料の仕様の範疇を超えた希釈をしている

塗膜の剥がれは、美観性が損なわれるとともに、湿気が侵入する原因にもなってしまいます。

外壁のひび割れ(クラック)

次に、クラックと呼ばれる外壁のひび割れです。

主にモルタルの外壁で起きる症状で、外壁に亀裂が入ります。
美観性が損なわれるとともに、湿気が侵入する原因にもなります。

クラックの発生原因で代表的なものは以下のいずれかです。

  • 適切な下塗り剤を使用していない
  • 適切な下塗り工程を行っていない
  • 塗料の仕様の範疇を超えた希釈をしている

ただし、建物の構造によるクラックはいたしかたありません。
塗膜が細かく割れるヘアクラック(幅が0.2~0.3mm程度)は施工不良による可能性があります。
しかし、それ以上のクラックは地震・地盤・建物自体に問題がある可能性があります。

塗りムラ

続いて、塗りムラもわかりやすい施工不良のひとつです。
外壁が均一に塗装されていない状態で、特に美観性が損なわれます。

塗りムラは以下のような原因で発生します。

  • 技術不足
  • 適切な下塗り剤を使用していない
  • 適切な下塗り工程を行っていない
  • 塗料の仕様の範疇を超えた希釈をしている

ピンホール(気泡)の発生

施工不良により、ピンホール(気泡)が発生することもあります。

外壁塗膜に針で刺したような小さな穴が空いている状態です。
ピンホールも以下のような原因で発生します。

  • 適切な下塗り剤を使用していない
  • 適切な下塗り工程を行っていない
  • 塗料の仕様の範疇を超えた希釈をしている

ピンホールは、美観性が損なわれるとともに、湿気が侵入する原因にもなってしまいます。

塗膜の膨れや浮き

塗膜と壁材の下に湿気が溜まり、ぷくっと膨れたり浮いたりしている状態を指します。
こちらも以下のような原因で発生するものです。

  • 適切な下塗り剤を使用していない
  • 適切な下塗り工程を行っていない
  • 塗料の仕様の範疇を超えた希釈をしている

塗膜の膨れや浮きは、美観性が損なわれる要因となります。

液だれ・塗料の飛散

施工不良により、液だれや塗料の飛散が起きることもあります。

それぞれの症状は以下の通りです。

  • 液垂れ:外壁塗装後に塗料が垂れている状態
  • 飛散:養生不足により、塗料が飛び散ったり付着している状態

この症状の原因は以下のようなものです。

  • 適切に養生を行なっていない
  • 塗布量があまりにも多い

塗料の飛散は、近隣トラブルにつながることもあり、注意しなければなりません。

乾燥不良によるトラブル

最後に、乾燥不良によるトラブルもあります。

症状としては、以下のような状況です。

  • 密着不良が起き、剥がれや浮きといった症状の原因になる
  • ツヤが悪くなり、美観性に影響する

下塗りが乾いていない状態で上塗りをしていると、この乾燥不良が起こる可能性があります。

外壁塗装で施工不良が起きる4つの代表的な原因

ここまで、外壁塗装の具体的な症状について見てきました。
それぞれの原因についても触れましたが、ここでは代表的な原因4つを紹介します。

下地処理の不足やミス

まず、下地処理の不足やミスは代表的な原因のひとつです。
適切でない下塗りは施工不良につながる最大の原因と言ってもよいです。

上塗りへの影響や、密着不良などにより、下記のような症状につながる恐れがあります。

  • 塗りムラ
  • 塗膜の剥がれ
  • ピンホール(気泡)の発生
  • 塗膜の膨れや浮き
  • 液だれ・塗料の飛散
  • 乾燥不良によるトラブル

塗料や素材の選択ミス

次に、塗料や素材の選択ミスも原因のひとつです。

壁材や工程によって、使用する塗料も違えば使用方法も違います。
例えば、錆びた鉄部には錆止めをする必要がありますが、外壁用の水性塗料を塗装してしまうと施工不良につながります。

適切な塗料を選ぶには、一定以上の技術力や知識がある安心できる業者(職人)に依頼することが重要です。

職人や業者のスキル不足

職人や業者のスキル不足で施工不良につながることもあります。
施工不良の原因は以下のようにいくつもあります。

  • 不適切な下塗り
  • 塗料の選択ミス
  • 塗料の仕様を遵守していない

これらは職人の技術力や知識不足に起因する場合が多くあります。

よって、信頼できる業者選びは重要なわけです。

気候・環境による影響

気候や環境による影響も、施工不良につながる要因になりえます。

雨の日は基本的に施工を行うべきではありません。
しかし、強行で施工した場合は施工不良の原因になることがあります。

具体例は以下の通りです。

  • 水性塗料の場合:塗料自体が流れてしまい、綺麗な仕上がりにならず、塗料の性能を発揮することもできなくなる
  • 油性塗料の場合:雨水は弾きますが、馴染まずに結果見栄えが悪くなる

このように気候や環境によって塗装をすべきでない場合があるため、タイミングをしっかり見極めることが大事です。

外壁塗装で施工不良を発見した際の対処法

外壁塗装の施工不良の対処法

ここまで外壁塗装の施工不良の原因や症状について見てきました。
次に、施工不良を発見した際の対処法として2つ見ていきましょう。

施工してくれた業者に相談する

まず施工不良かも?と感じたら、遠慮することなく施工業者に問い合わせをしましょう。
保証がついている場合は、手直しや塗り直し等に応じてくれます。

そのためにも、保証制度やアフターフォローが充実している業者を選ぶことは重要と言えます。

信頼できる第三者機関に相談する

業者に相談しても万が一取り合ってくれない場合は、専門家や第三者機関が存在します。
以下のような専門家・第三者機関に相談するとよいでしょう。

外壁塗装の施工不良を未然に防ぐ方法

最後に、外壁塗装の施工不良を未然に防ぐ方法について見ていきましょう。
施工不良を未然に防ぐには、以下の3つが大事です。

  • 信頼できる外壁塗装会社に頼む
  • 施工内容を事前にしっかり確認する
  • 逐次スケジュールと実際の進捗を確認する

一つひとつ見ていきましょう。

信頼できる外壁塗装会社に頼む

塗装業者を選ぶ際は施工不良を避けるためにも、「技術力がしっかりしている会社」「保証・アフターフォローが充実している会社」を選ぶことをオススメします。

そうすれば、施工不良になる可能性も少なく、万が一の場合にもしっかりと事後対応をしてくれます。
信頼できる会社を選ぶためのポイントは以下の通りです。

  • 2~3社相見積もりを取って比較する
  • ホームページなどで事例や口コミを見る
  • 見積金額が相場に合っているかどうか確認する
  • 見積もりが「一式」のような書き方になっておらず、詳細に書かれている
  • 家族や知人が実際に依頼したことがあり、満足だった

より詳細については、以下の記事も参考にしてみてください。

施工内容を事前にしっかり確認する

次に、施工内容や塗料・工程を事前に確認することも重要です。

塗装工事の工程を事前に調べて最低限の知識として持っておき、実際の工程に疑問がある場合は確認するとよいでしょう。
中には「下塗りをしない」「上塗りが一回」という業者も存在するため、施工不良を防ぐ意味でも確認することをオススメします。

外壁塗装の具体的な工程は以下の記事で確認してみてください。

逐次スケジュールと実際の進捗を確認する

施工内容や工程を事前に確認することも大事ですが、実際の進捗を確認することも重要です。

  • 事前に説明された工程のどの段階なのか
  • スケジュール通りに進んでいるのか

そういったことを確認するのも施工不良を防ぐために必要な事項の一つだと言えます。

マスカットホームなら施工後15年保証します

今回は、外壁塗装における施工不良の原因や症状、そして予防する方法まで見てきました。

途中で信頼できる外壁塗装会社に依頼する重要性についてもお伝えしました。
信頼できる外壁塗装会社に依頼すれば、施工不良を防げる可能性が高くなります。

なお、マスカットホームなら施工後15年保証がついています。
以下のような症状が出た場合、10~15年まで塗り直しの対応が可能です。

  • 塗膜の劣化、急激な変退色
  • 塗膜の浮き
  • めくれ

箕面市や豊中市で外壁塗装会社をお探しの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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