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外壁塗装の期間は10日~2週間が目安!各工程にかかる日数と留意点をプロが解説

外壁塗装の期間はどれくらい?
  • 外壁塗装はどれくらいの期間かかるんだろう?
  • 私生活に影響が出ると嫌だから、なるべく短い日数で終わらせてほしいな。

家のメンテナンスで大事な外壁塗装。
大事なものとわかっていても、長い期間かかってしまうなら…と後回しにしてしまう方もいらっしゃるかと思います。

そこでこの記事では、以下のポイントについて解説していきます。

  • 外壁塗装にかかる平均的な期間
  • 各工程でかかる日数
  • 外壁塗装期間中の生活への影響
  • なるべく早く外壁塗装を完了させるコツ

途中で、マスカットホームが実際に施工した外壁塗装の実例も紹介します。
実際の工程を知ることでよりイメージがつくかと思います。

外壁塗装は、安心して生活するためになくてはならないものです。
少しでもイメージをつけることで、依頼しやすくなるかと思います。
定期的にメンテナンスを行うことが短い期間で外壁塗装を終わらすコツのひとつでもあるので、外壁塗装を依頼するか迷っている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

それでは、一般的な工期から見ていきましょう。

目次
  1. 外壁塗装にかかる期間はどれくらい?一般的な工期
  2. 外壁塗装の各工程ごとにかかる日数
  3. 外壁塗装期間中の生活への影響と対策
  4. 外壁塗装の期間が予定より延びる主な原因
  5. マスカットホームで実際に施工した屋根塗装の期間
  6. なるべく期間を短く外壁塗装を完了させるためのコツ
  7. 外壁塗装の「期間」に関するよくある疑問
  8. まとめ

外壁塗装にかかる期間はどれくらい?一般的な工期

まずは、外壁塗装にかかる期間はどれくらいなのか、一般的な工期を見ていきましょう。

戸建て住宅の場合の期間は10日~2週間前後

戸建て住宅の場合、平均的な工期は10~14日程度です。
ただし、以下のような要素により変動します。

  • 平米数
  • シール打ち替えの要否(2〜4日変わる)など

基本的には、2週間ほどと認識しておけばよいでしょう。

アパート・マンションの場合の期間は何階建てかによって左右される

つぎに、アパートやマンションについては、大きさによって大きく変わります。
具体的には、階数による違いは以下の通りです。

  • 1〜2階建てのアパート:2〜3週間
  • 4〜5階建てマンション:1〜2ヶ月
  • 10階建て以上のマンション:半年〜

このように、どのくらいの高さなのかによって大きく変わってきます。

天候や季節により期間は変わる

戸建てやアパート・マンションの場合の工期は上記の通りですが、天候や季節によって期間が変わってきます。
具体的には、天候や季節によって以下のように変わります。

  • 5度以下だと作業ができない(メーカー基準、塗料の品質に問題が出てくるため)
  • 冬場は乾燥が遅いため、作業ができない場合がある
  • 雨の場合は作業ができないので、梅雨や秋雨の時期などは期間が延びる
  • 水性塗料の場合は、塗った直後にゲリラ豪雨が来たら再度塗ることがある
  • 油性は塗った直後に雨が降ると気泡ができて密着不良が起きるため、削って再度塗り直す
  • 翌日が雨予報の場合は作業をしないこともある
  • 雨予報の場合は、傘養生(雨を防ぐための養生)をすることがあるため、工期が延びることがある

なるべく早く施工を終わらすには、上記のような天候が多い時期や季節を避けることをオススメします。
つぎに、各工程ごとにどのくらいの日数がかかるか見ていきましょう。

外壁塗装の各工程ごとにかかる日数

各工程の期間

外壁塗装の各工程でかかる日数について、15のステップで見ていきます。
なお、工程についての詳細は以下の記事でも詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

ここでは特に期間に着目して解説していきます。

STEP01.詳細な打ち合わせ

施工を始める前に、詳細な打ち合わせを行います。
詳細な打ち合わせは、基本的に1~2時間程度で終わり、長引くケースはあまりありません。
打ち合わせする内容として代表的なのは以下のことです。

  • 各場所の色決め
  • 各場所の塗る塗らない
  • 障害物はどかしてもらえるか
  • 破損のリスクについて説明
  • 工程の説明

ご要望に合わせて、施工のプロがアドバイスさせていただく場合もあります。

STEP02.3Dパースの提示

3Dパースは、塗装工事の前にお客様との認識の相違をなくす、イメージを合わせるために提示するものです。
通常、打ち合わせ後数日で提出となりますが、イメージが合わない場合はやり直しになることもあります。

3Dパースの提示はすべての業者がしているわけではありません。
大手業者は割としており、マスカットホームもご要望があれば提示させていただいております。

STEP03.近隣への挨拶

着工の前に、近隣への挨拶を行います。
期間としては、1~2時間程度です。

どこまで挨拶するかは場合によりますが、両隣と真裏は必ず行います。
路地の形状によって、向かい数軒もトラックの搬入などでご不便をかけることがあるので、挨拶することもあります。

基本は対面で行い、ご不在の場合は案内状を入れるのが基本です。

STEP04.足場設置工事

安全に作業を行うために、足場の設置を行います。
3時間〜半日程度で終わるものです。

足場設置工事でとくに気をつけるべき点は以下3つです。

  • 両隣の敷地に入る場合は説明が必要
  • クッション材を引くなど、物の破損がないように気をつける
  • 業者によって足場設置工事がずさんなことがある

STEP05.高圧洗浄

足場を設置した後に行うのは、高圧洗浄です。
高圧洗浄は、半日~1日程度かかります。

泥などが周りに飛散するため、ブルーシートで囲う飛散養生をしてから行います。
基本的に、水のみでの洗浄です。

雨樋に苔がないかなどを気につける必要があります。
また、ガレージの床も洗います。

STEP06.クラック処理

クラック処理は、外壁のひび割れを補修する工事のことを指します。
期間は壁在により変わり、例を挙げると以下の通りです。

  • 壁材がモルタルの場合:ひび割れにコーキングを詰める作業で、1日くらい
  • 壁材がサイディングの場合:シーリング処理で、2~3日くらい

ひび割れをそのままにすると、そこから雨水が入り雨漏りにつながることもあるため、この処理は非常に重要です。

STEP07.養生

塗装を行う前に、塗る箇所以外に養生を行います。
具体的には、以下の場所などにビニールを貼る作業で、1~2日ほどかかります。

  • 外壁と接している箇所
  • 近隣の方の物
  • 室外機など

家の平米数により期間が変動するのと、気候などによってもどこまで養生するのか変わるので、職人判断で若干期間の長さは前後します。

STEP08.下塗り

塗装は下塗りから始めます。
下塗りの期間は、1日〜1日半ほどです。

上塗りにムラができるのは結局下塗りの時点でムラがあることが多いので、下地調整剤を塗る工程で最も重要な役割です。
ほかに、以下のような役割があります。

  • 素地と上塗り塗料の密着を良くするための糊のようなもの
  • 素地の凹凸をなくしてあげる

STEP09.中塗り

下塗りが乾燥してから、上塗り1回目とも言われる工程として中塗りを行います。
期間としては、こちらも1日~1日半ほどです。

上塗りでもう一度塗りますが、基本的に仕上げのつもりで塗ります。

STEP10.上塗り

上塗りも1日〜1日半ほどかかります。
上塗り2回目とも言われる工程です。

中塗りで仕上げるつもりで塗りますが、どうしてもムラが出てしまいます。
そのため、上塗りで仕上げを行います。

STEP11.光触媒吹き付け

3回の塗装の後、光触媒の吹き付けを行います。
必ず行う工程ではなく、施主様が要望されている場合にのみ行います。

期間としては、半日程度です。
液体のような塗料で、吹き付け用のガンを使います。
扱いが難しく、ムラになることがあるので、職人の腕が試されます。

STEP12.付帯部塗装

外壁の塗装と光触媒吹き付けが完了後、付帯部の塗装も行います。
期間は2~3日ほどです。

雨樋や破風、軒裏など対象箇所が細かいので、外壁よりも時間がかかります。

STEP13.ダブルチェック

ここまでのステップで問題ないことをダブルチェックします。
期間は1日ほどで、現場責任者とは別の者が行います。

観点として、代表的なものは以下です。

  • 塗り残しがないか
  • 塗らない箇所が塗られていないか
  • 現場が散らかっていないか

業者単位でチェックシートが用意されていることが多く、ずさんな会社は適当だったりもします。

STEP14.最終確認

ダブルチェック後、現場責任者が最終確認を行います。
期間は1日ほどです。

内容は、基本的にダブルチェックと同様です。

STEP15.足場解体&お引渡し

最終確認後、足場を解体してお引渡しとなります。
期間は1日ほどで、気をつける点は足場を作る時と同様です。

あとは、施主様に気になる点や思った色になっているかを確認します。


スケジュールを引く際は、+1日程度予備日として設けます。
以上で、14日前後かかるわけです。

外壁塗装期間中の生活への影響と対策

外壁塗装期間中の影響

14日前後かかる外壁塗装の期間中、生活にはどのような影響があるでしょうか?
5つの影響と対策について、具体的に見ていきましょう。

騒音

まずあるのは騒音です。
これは、金属音や高圧洗浄のエンジン音によるものです。

どうしても音は出てしまうものなので、材料を投げないなど音が出ない配慮は行います。
ただし、エンジン音が大きくて怖いという声があがることがあります。

その場合、アイドリングを下げて実施するなどの対策が一例です。

臭い

つぎにあるのは、臭いです。
水性塗料はほとんど臭いがありませんが、油性塗料は臭いが強いです。

臭いについては打ち合わせで説明させていただき、喚起してもらうのが基本となります。
ただし、換気がしにくい真夏や真冬は大変です。

シンナー臭が気持ち悪いとの声があるので、油性を使う時は工期を短くするよう努めます。

洗濯物

洗濯物があると、外壁塗装は進めにくいです。
基本的な対策としては、以下の通りです。

  • 室内干ししてもらう
  • 窓の養生を開け閉めできるタイプにする

トラブル例として、梅雨時期に養生して工事が進まない場合がありました。
この場合、晴れている時に人員増加したり、窓を優先的に仕上げたりといった対策が考えられます。

近隣への配慮

近隣への配慮も重要なポイントです。
以下のような点が気をつけるポイントですが、場合によっては、別の家を養生することもあります。

  • 飛散を一番気をつける
  • 塗料の臭いも気をつける

ペンキが飛ぶなどのトラブルがひとつの例です。
掃除できない箇所の場合、保険で直すのが一般的です。

生活動線

生活動線も生活への影響のひとつです。
家によっては、足場が立つと車が停められないことがあります。

また、勝手口や裏口になにか物を置いている場合、一時的にしまってもらう必要があります。
ほかの対策としてできることは以下です。

  • 期間中はパーキングを使ってもらう
  • 勝手口がある場合は、出入りができる養生をする

外壁塗装中は、上記の点に特に注意するとよいでしょう。
より細かく見たい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

外壁塗装の期間が予定より延びる主な原因

前述の通り、戸建て住宅の場合は10日~2週間前後が一般的な工期です。
しかし、場合によって工期が延びてしまうことがあります。

ここでは、どのような要因により工期が延びてしまうのか見ていきましょう。

【最大の要因】天候不良

外壁塗装の期間が予定より延びるのは、天候不良による原因が最も多いです。
具体的には、以下の要因により期間が延びてしまいます。


  • 塗装工程は小ぶりでも中止します。
    足場設置・養生・養生バラシ・高圧洗浄・足場バラシは小ぶりならやります。
  • 風が強い
    塗装工程では、飛散のリスクが増えるため中止します。
    また、強風だと足場関係も危険なのでストップします。

  • 基本的に雨と同じ扱いです。

雨の日の外壁塗装についての詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

梅雨や台風シーズンなど季節的な要因

前述の天候不良に関係しますが、季節的に期間が延びるケースがあります。
具体的には、梅雨や台風シーズンは普段よりも天候に警戒が必要です。

天気でどのような対応をするか変わるので、施主様にも前もって工程が延びる可能性があることを説明するようにしています。

建物の劣化状況が想定以上だった

建物の劣化状況が想定以上だった場合も、工期が延びる原因となります。
多くは下処理にかかる時間が、当初想定よりも大きくなるためです。

例えば、以下のようなケースがあります。

  • 高圧洗浄時に既存の壁がボロボロ崩れる
  • 経年劣化でサイディングが腐敗している
  • 過去に塗り替えしている壁は表面は綺麗なのでわかりにくい
  • 中の状態は工事が開始しないとわからないこともある

上記のようなケースに直面した場合、下処理が長くなってしまうため通常より工期が延びてしまうわけです。

使用する塗料の特性によるもの

次に、使用する塗料の特性によっても変わります。

具体的には、塗料の強度や今回使用する塗料との相性が要因となるのです。
前回の塗料が弱かったり今回の塗料と相性が悪かったりすると、前回の塗料を溶かしてしまうことがあります。

その場合、剥離などの作業が必要になるため、工期に影響が出ます。

予期せぬ追加工事や仕様変更

場合によって、追加工事や仕様変更が生じることがあります。
管理サイドによるものと施主様サイドによるものがあり、それぞれ以下の通りです。

管理サイド

工期には影響しないものの、仕様変更することはよくあります。

例えば、思ったよりも日当たりが良い立地だった場合、耐久性のよい塗料に変更します。
また、雨樋は基本的にウレタン塗装ですが、すぐ劣化するので、高グレードの塗料に変更するといった具合です。

サービスでグレードを上げることはありますが(有料の業者ももちろんいる)、グレードを下げることは基本的にありません。

施主様サイド

塗ってみると思ってた色と違うということで、色の変更をすることはよくあります。

例えば、元の色が茶色系統で、白を塗ると違うような場合です。
付帯部の色変更であれば、工期に影響するほどでもありません。
しかし、壁を塗る際は、全面塗り直しだと工期は伸びてしまいます。

その対策として、中塗りでテスト的に塗って、反応を見るなどの工夫はできます。

施工業者の段取りや管理能力の問題

責任者が現場を把握していない場合、工期が延びることがあります。
具体例としては以下の通りです。

  • 色や仕様などを職人に伝えられていない場合、塗り直しということもあり得る
  • 最悪の場合、管理者が把握できていなくて、クレームになるケースも考えられる

上記のような事態を避けるには、業者の選定が非常に重要となります。

近隣からのクレームなど予期せぬトラブル

最後に、予期せぬトラブルにより工期が延びることも。
具体的には以下のようなケースがあります。

  • 飛散によるトラブル
    高圧洗浄で近隣に飛散してしまい、クレームが入ることも。
    その場合は、一回作業をストップして、近隣に説明してほしいと言われることがある。
  • ゲリラ豪雨によるトラブル
    ゲリラ豪雨(天気予報を見てはいるが)が来た場合、作業がストップしてしまい、工期に影響が出る。
  • 駐車によるトラブル
    車が邪魔な位置に停まっていて、クレームにつながることがある。
    その場合、作業を中断する必要があるため、パーキングを利用しておくことが大事。
  • その他
    他現場で使った材料を使うのが一般的だが、それを嫌がる施主様もいる。
    お客様によって、気になるポイントは様々なので、事前に諸々の承諾を得ておくことがトラブルや工期延長を避ける上で大事。

これらの要因により工期が延びることがあるので、事前にしっかり心得ておくとよいでしょう。

それでは、次に、実際にマスカットホームで施工した屋根塗装の期間を見ていきます。

マスカットホームで実際に施工した屋根塗装の期間

マスカットホームで実際に施工した屋根塗装について、期間を紹介していきます。
どのようなスケジュールで行うのか参考になるかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。

S様邸

工事概要

外壁の種類サイディング
塗料の種類外壁:エスケープレミアム無機 
屋根:シャネツロックルーフsi
階数3階建て
築年数15年
平米数198㎡

スケジュール

日付工事内容
2024/06/10(月)足場設置
2024/06/11(火)シール撤去
2024/06/12(水)シール打替打増
2024/06/13(木)シール打替打増
2024/06/14(金)予備日
2024/06/15(土)高圧洗浄
2024/06/16(日)休み
2024/06/17(月)養生/屋根下塗り
2024/06/18(火)養生/屋根中塗り
2024/06/19(水)外壁下塗り/屋根上塗り
2024/06/20(木)外壁中塗り
2024/06/21(金)外壁上塗り
2024/06/22(土)養生バラシ/付帯部塗装
2024/06/23(日)休み
2024/06/24(月)付帯部塗装
2024/06/25(火)付帯部塗装
2024/06/26(水)付帯部塗装/ベランダ床塗装
2024/06/27(木)最終チェック
2024/06/28(金)足場解体
2024/06/29(土)予備日

T様邸

工事概要

外壁の種類サイディング
塗料の種類外壁:エスケープレミアムシリコン+ピュアコート(光触媒)
屋根:シャネツロックルーフsi
階数3階建て
築年数18年
平米数192㎡

スケジュール

日付工事内容
2024/06/03(月)足場設置
2024/06/04(火)シール撤去
2024/06/05(水)シール打替打増
2024/06/06(木)シール打替打増
2024/06/07(金)予備日
2024/06/08(土)高圧洗浄
2024/06/09(日)休み
2024/06/10(月)養生/屋根下塗り
2024/06/11(火)養生/屋根中塗り
2024/06/12(水)外壁下塗り/屋根上塗り
2024/06/13(木)外壁下塗り
2024/06/14(金)外壁中塗り
2024/06/15(土)外壁上塗り
2024/06/16(日)休み
2024/06/17(月)光触媒吹付/養生バラシ
2024/06/18(火)付帯部塗装/掃除
2024/06/19(水)付帯部塗装
2024/06/20(木)付帯部塗装/ベランダ床塗装
2024/06/21(金)最終チェック
2024/06/22(土)足場解体
2024/06/23(日)休み
2024/06/24(月)予備日

S様邸

工事概要

壁の種類サイディング
塗料の種類外壁:エスケープレミアムシリコン+ピュアコート(光触媒) 
屋根:シャネツロックルーフsi
階数3階建て
築年数18年
平米数197㎡

スケジュール

日付工事内容
2024/06/03(月)足場設置
2024/06/04(火)シール撤去
2024/06/05(水)シール打替打増
2024/06/06(木)シール打替打増
2024/06/07(金)予備日
2024/06/08(土)高圧洗浄
2024/06/09(日)休み
2024/06/10(月)養生/屋根下塗り
2024/06/11(火)養生/屋根中塗り
2024/06/12(水)外壁下塗り/屋根上塗り
2024/06/13(木)外壁下塗り
2024/06/14(金)外壁中塗り
2024/06/15(土)光触媒吹付
2024/06/16(日)休み
2024/06/17(月)付帯部塗装
2024/06/18(火)付帯部塗装/掃除
2024/06/19(水)付帯部塗装
2024/06/20(木)タッチアップ/ベランダ床塗装
2024/06/21(金)最終チェック
2024/06/22(土)足場解体
2024/06/23(日)休み
2024/06/24(月)予備日

なるべく期間を短く外壁塗装を完了させるためのコツ

期間を短くするコツ

ここまで読んでいただいて、外壁塗装の期間が長いと感じた方もいるかもしれません。
そこで、最後に外壁塗装の期間をなるべく短く完了させるコツを見ていきましょう。

ポイントは以下の4つです。

  • 日照時間が長い時期を選ぶ
  • 作業人数を増やして対応する
  • 定期的に外壁塗装などメンテナンスを行う
  • お客様と職人で事前に内容の共有を行う

具体的に解説していきます。

日照時間が長い時期を選ぶ

まず、日照時間が長い時期を選ぶことです。
作業がしやすい時期としにくい時期は以下の通りです。

  • 作業しやすい時期:気温が20~30度の時期(25度以上あれば乾き方は同じ)
  • 作業しにくい時期:真冬、梅雨の時期、ゲリラ豪雨が多い時期

要するに、雨が少ない5月~10月くらいが最適といえます。

作業人数を増やして対応する

つぎに、作業人数を増やして対応することもなるべく期間を短くするコツです。
梅雨などの作業が進みにくい時期は、作業ができる日の人数を増やすことがあります。

ただし、屋根関係の作業は結局乾き待ちで余る時間があるので、2人いても進み方はあまり変わりません。
逆に養生は人数が多い方が進みが早くなります。

定期的に外壁塗装などメンテナンスを行う

定期的に外壁塗装などメンテナンスを行うことも重要です。
なぜなら、メンテナンスをしている家の方が工期が短くなるためです。

具体的な理由としては、以下の点があります。

  • メンテナンスが行き渡っていると、クラック処理などの下処理が早く終わる
  • 塗膜が劣化している場合、下塗りが2回以上必要な場合がある
  • お客様と職人で事前に内容の共有を行う

最後に、お客様と職人で事前に内容の共有を行うこともコツのひとつです。

理由としては、以下が挙げられます。

  • 毎回確認をしていると、余計に時間がかかってしまう
  • 2色以上で塗る場合、色の分け方が施主様の認識と違っていて塗り直す場合がある
    ※大まかな塗り分けは事前に決めるが、付帯部の色決めは塗る際に決めることもある
  • 色へのこだわりが強い方の場合、実際に壁に塗って色を選んでもらうことがある

以上の理由から、事前に内容の共有を行うことで、円滑に塗装が進められます。

外壁塗装の「期間」に関するよくある疑問

最後に、外壁塗装の期間に関して、ここまで紹介してきた以外のことについてお伝えしていきます。

極端に工期が短い or 長い業者には注意した方がよい?

見積もりを複数社にとった結果、工期が他と比べて短い or 長い業者が見つかることがあるかもしれません。

しかし、ひとつの現場に通常より多い3人入ることで、工期を短くする会社もいます。
また、逆に長めに工期を確保しておくことで、工期が延びることによるクレームを防ぐ会社もいます。

なので、一概に注意した方がよいとはいえないでしょう。
工期が短かったり長かったりした場合は、なぜその工期なのか確認するとよいでしょう。

期間に関して契約時に確認するべきポイント

期間について、契約する際に確認するべきポイントとして以下があります。

  • 「着工日」「完工予定日」が契約書に書かれていること
  • ただし、契約書に書かれている工期は目安であること
  • 工期が大幅に延びた時にどうなるかの取り決め
  • 工事範囲がどこからどこまでか?が契約書に詳細に書かれているか

契約時に施工会社と施主様との間でしっかり関係を築いておくことも重要です。

まとめ

この記事では、外壁塗装にかかる工期について解説をしていきました。
ポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 外壁塗装は戸建てが14日前後、アパート・マンションは階数により大きく変わる
  • 天候や季節などによって、期間は変わる
  • 早く終わらせたいなら、日照時間が長い時季がオススメ
  • 定期的にメンテナンスを行うことも工期を短くするためにも重要

この記事で解説したことを理解されているのとされていないのでは、外壁塗装を依頼する時期などに影響が出てきます。
逆に、しっかり理解されていれば、より短い期間で外壁塗装を済ませることができるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。

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