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外壁塗装は足場なしのDIYでできる?塗装のプロが徹底解説

外壁塗装DIY
  • なるべく安く外壁塗装を行いたい
  • そのために、足場なしのDIYでやる方法を探している

通常10年おきで行うべき外壁塗装。
その都度100万円前後から200万円程度かかってしまうため、費用を抑えたい方も多いかと思います。

それ故に、なんとかご自身でDIYで塗装しようと思う方もいらっしゃるでしょう。
先にこの記事のポイントをまとめると以下の通りです。

  • 物理的にDIYで外壁塗装を行うことは可能
  • ただし、DIYで外壁塗装を行うと、短期的にも長期的にも費用が上がってしまう可能性がある
  • なるべく安く確実に外壁塗装を行いたいなら、信頼できる外壁塗装会社に依頼するのがオススメ

上記について、外壁塗装会社のマスカットホームが徹底解説していきます。
それでは具体的な部分について見ていきましょう。

外壁塗装は足場なしでDIYでできる?

まずは、足場なしのDIYで外壁塗装ができるか見ていきましょう。

物理的には足場なしで外壁塗装は可能

先に結論から申し上げますと、外壁塗装のDIYは物理的には可能です。
しかし、付帯部のみであればDIYで塗装しても大丈夫ですが、外壁や屋根のDIYでの塗装はオススメできません。

足場なしで高所を塗ることはできませんが、ハシゴを使えば可能です。
ただし、ハシゴを移動させずに濡れる範囲は限られており、広範囲の塗装は現実的ではありません。

そのため、足場なしで壁全体を塗るのは現実的ではないというわけです。

基本的な外壁塗装の流れ

仮に、外壁塗装をDIYで行う場合、外壁塗装の基本的な流れを理解しておく必要があります。
外壁塗装の工程については、以下の記事にて詳しく解説をしています。

DIYで外壁塗装を行う場合は、以下のような工程で行います。

  1. シール撤去
  2. シール打替え打増
  3. 高圧洗浄
  4. 養生
  5. 下地処理
  6. 外壁下塗り
  7. 外壁中塗り
  8. 外壁上塗り
  9. 養生バラシ
  10. 付帯部塗装
  11. ベランダ床塗装
  12. 最終チェック

上記の工程をしっかりと押さえた上で行うようにしましょう。

次に、外壁塗装のDIYがオススメできない理由について見ていきます。

プロの目線で足場なしで外壁塗装のDIYがオススメしない理由

プロの目線で見て、外壁塗装をDIYで行うのがオススメできない理由は主に以下4つです。

  • 外壁の状態によってやるべき作業は変わる
  • プロが見ないと外壁の欠陥を見つけられないことがある
  • 素人とプロが使う塗料は違いがある
  • しっかり塗装しないと家の寿命を短くすることになる

一つひとつ見ていきましょう。

外壁の状態によってやるべき作業は変わる

まず、外壁の状態はさまざまで、やるべき作業も変わります。
一例を挙げると以下の通りです。

  • 壁(サイディング)が捲れている場合:壁の張り替えをしないといけないためDIYは現実的ではない
  • 汚れが溜まっている場合:高圧洗浄をかけられないため、砂埃がかなり舞って近隣に迷惑がかかる
  • 下地処理や下塗りは状態によって作業が変わるため難しい

上記は一例のため、ほかにも外壁の状態によってやるべき作業が変わるため、外壁の状態をしっかり見極める必要があるわけです。

プロが見ないと外壁の欠陥を見つけられないことがある

外壁の欠陥の中には、プロが見ないと見つからないものがあります。
また、外壁や屋根の劣化状態によって、下塗りの方法や塗料が変わってきます。

一時期社会問題にもなったパミール屋根のように、一見すると普通の屋根でも塗装してはいけない屋根もあるのが一例です。

素人とプロが使う塗料は違いがある

塗料はネット通販やホームセンターなどで一応購入することが可能です。
しかし、ホームセンターなどには例えばアクリル系など外壁に適していない塗料しか売っていません。

そのため、プロが使うようなそれぞれの外壁に最適で、耐用年数が長い塗料は素人に手に入れるのが難しいです。

しっかり塗装しないと家の寿命を短くすることになる

しっかり外壁塗装をしないと、寿命に影響することは少ないですが、見た目の美歓性は損なわれます。

市販の下塗り材を使用したり、均等に下塗り材を濡れない場合、上塗り材との密着が悪くなります。
その結果、めくれが起きやすくなり、せっかく塗ったにも関わらず見た目が悪くなることがあるのです。

また、金銭的にもDIYはオススメできず、DIY塗装の上から塗ると、不要な下地補修代金がかかることがあります。
※本来であれば、下地処理の段階でDIYでめくれた塗装をめくる作業が必要です。

上記の観点から、DIYでの外壁塗装はオススメできないのです。

それでもDIYで外壁塗装をする方向けの留意点

上記の解説を読んでも、なおDIYで外壁塗装をしようと思っている方向けに、考慮すべき点を4つお伝えします。

短期的に見ても長期的に見ても費用がかかることが多い

外壁塗装をDIYでやろうとしている方の多くは、費用を浮かせたいことが目的かと思います。
しかし、仮にDIYで外壁塗装を行っても、費用が浮くことはありません。
むしろより費用がかかってしまうことが多いです。

なぜなら、DIYで外壁塗装をしたとしても、基本的に10年に1度は外壁塗装をした方がよいためです。
そのため、外壁塗装をDIYで行ってもDIYの費用がプラスにかかるだけの可能性があります。

足場を用意する3個の方法

足場を自前で用意する方法は、以下のいずれかがあります。

  • 脚立
  • ハシゴ
  • ホームセンターの足場材(費用高い)

塗装は基本的に3回行う

塗装は基本的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回行います。
それは、DIYで塗る場合、仮に一部分だけの塗装でも下塗りは必要です。

下塗りは、壁材と上塗り材を密着させるためのものなので、下塗りなしで上塗りを行うと剥がれが起きてしまいます。

屋根も同じくらいの周期で塗装が必要

外壁に限らず、屋根も同じくらいの10年ほどの周期で塗装が必要です。
そして、屋根に関してはDIYで塗装するのはとくにオススメしません。

めくれやムラ等のリスクは外壁と同様ですが、より高所での作業となります。
そのため、怪我・塗料の飛散・物損等のリスクが外壁に比べると高くなってしまうためです。

DIYで外壁塗装を行う際によくあるトラブル

DIYで外壁塗装を行うと、費用がかかるだけでなくその他のトラブルもあります。
具体的によくあるトラブルを3つ紹介します。

近隣からクレームが入る

まず、以下のような問題により、近隣からクレームが入ってしまうことがあります。

  • 埃が舞う
  • 掃除する場合も泥が舞ってしまう
  • 養生しない場合は塗料が飛散する
  • ハシゴがこけて破損や怪我をさせてしまう

事前に挨拶することや作業の際に細心の注意を払うことも大事ですが、それだけでは防げないこともあります。

高所から落ちてケガをしてしまう

高所の外壁や屋根の塗装の際は、常にケガのリスクが付きまといます。
具体的には、以下のような要因によりケガしてしまうことがあります。

  • 屋根から落ちる
  • ハシゴから落ちる
  • ハシゴがこけてしまう
  • 足場が崩れる

たとえプロであってもケガのリスクはゼロではありません。
素人の場合、ケガのリスクは格段と上がってしまうため、注意が必要です。

ムラができて、見た目が悪くなる

最後に、素人が外壁塗装を行うと、ムラができて見た目が悪くなることがあります。

一部の塗装をする場合は、完全に同じ色の塗料を塗るわけではありません。
そのため、思っているより色の違いが目立ってしまいます。

手間暇がかかりすぎるため、現実的ではありませんが、前面を塗った場合も素人の作業だと塗りムラはほぼ確実に起きます。

なるべく安く外壁塗装をするなら、信頼できる塗装会社を見つけよう

この記事で解説した通り、安く外壁塗装をしたい場合であってもDIYはオススメできません。
より費用がかかってしまうだけでなく、ケガや近隣からのクレームなどさまざまなリスクが付きまといます。

そのため、なるべく安く外壁塗装したいなら、信頼できる塗装会社にお願いするのがベストです。
信頼できる外壁塗装業者の選び方は以下の記事で解説しています。

また、大阪府箕面市・豊中市の方であれば、ぜひ一度マスカットホームにご相談ください。

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